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人畜共通感染症のセミナーに行ってきました!

3月18日(日曜日)、埼玉県さいたま市の、大宮ソニックシティにて、社団法人日本愛玩動物協会(http://www.jpc.or.jp/)の主催でセミナーがありました。

☆もの言わぬ天使たち☆ http://blogs.yahoo.co.jp/nine_chihuahuas/
のmasamiさんと
「天使の涙」http://blogs.yahoo.co.jp/tears_of_angel5/
のラブママさん からお誘いをいただき、ご一緒させていただきました。
お二人には心から御礼申し上げます(^^)


第9回人と動物の共生を考える公開セミナー
「ペットと安心して暮らすために”人と動物の共通感染症”」


というタイトルでした。午後1時半~5時ぐらいまで、3時間半にわたり、3つの講演がありました。


最初の講演は、愛玩動物飼養管理士の鈴木幸枝さんによる、「高齢犬の飼養と介護」でした。


日本愛玩動物協会は、愛玩動物飼養管理士の資格認定と教育課程の制度を設置しています。「動物愛護精神と、動物の適正飼育管理の知識を広く社会に普及させるため」ということです。
ラブママさんもこの資格を取得されています。

鈴木さんの講演は、ご自身の愛犬であったミニチュアシュナウザーのミニーちゃん(1989年2月生~2006年3月没)の晩年のケアの実際についてでした。
高齢になり、病気がちになる愛犬を看取るということは、本当に人間の家族を看取るのとかわりないということを再認識しました。

「犬の様子がわかるのは、獣医ではなく、飼い主」
「高齢犬に起こること=高齢の人間に起こること」
「高齢犬・病犬の介護に必要なもの=いつでもSOSを出すことのできる犬仲間」

ミニーちゃんの老衰が進み、病勢がつのるにつれて、とにかく食べさせることが大変になっていったそうです。食べさせなくては、少しでも栄養を取らせなくては、介護しなくては、という気負いが、ある日の朝日新聞の天声人語に、東京大学の林良博教授の言葉として載っていた「犬は置いても、わが身の老いを嘆いたり将来を思い煩ったりせず、現在を満足して生きる」という言葉にふれて、楽になったのだそうです。それからは、犬の、無償の愛に対する自然な感謝の念を持って、「明るい老犬介護」ができたということでした。

ソウジのことを思い出して、少し身につまされました。
小型犬や猫であっても、老動物介護はひたすら時間もかかる、向き合わなければならない、そしてお金だってかかることに違いありません。その手間や思いは、人間に対するものとなんらかわらないはず。最初から、そのことをしっかり頭に入れて、動物との暮らしを考えてほしい。現在犬や猫を飼っている人のみならず、これから飼う人にぜひ聞いてほしい講演でした。


2番目は、埼玉県保健医療部生活衛生課動物指導担当の橋谷田元さんによる、「埼玉県の動物愛護行政の取り組みについて」と題された講演でした。


個人的に、3つの講演のうち、私はもっともこの話に興味を引かれました。
行政の人の話というのは、退屈だとか、表面的だという先入観がありがちですが、そうではなかった。
「お役所仕事」から一歩も二歩も踏み出して、本当の動物愛護行政を遂行するには何が足りないのか、何が必要なのかということを、短い時間で簡潔に述べていたのが印象的でした。

「行政の仕事として、地域の住民の意見をどうコントロールするかは非常に重要だが、動物が嫌いな人たちにも、物事を冷静に捉えてもらい、動物が好きか嫌いかにかかわらず、地域でおこる問題の根本を考えてもらえるような環境作りをしていきたい」

「行政側の情報発信の切り口を変える時期にきている。多少過激であっても、ネガティブな事象であっても、本当のことをストレートに伝える努力をしていきたい」

「行政が一方的に法律を振りかざすのではなく、民と官の共生=一般の飼い主と協力体制を作ることが、人と動物の共生への道になる」

このような意見でした。
行政側にも、このような意見を持って、地域猫の問題やセンターへの引き取り・処分の問題を積極的に解消していくため努力が行われていることに、安堵する思いでした。一般飼い主のひとりとして、行政側の呼びかけになんらかの形で答えていく方法を考えるべきではないかな、と思いました。


3番目の講演が、本日の基調講演で、国立感染症研究所国際協力室長の中島建介さんによる、「ペットと安心して暮らすためにー人と動物の共通感染症ー」でした。


人畜共通感染症(人獣共通感染症・ズーノーシス)などの考え方は、人を中心として、人の健康問題から「動物から伝染る病気」として捉えた言い方である、ということです。
つまり、この講演の趣旨は、あくまでも人が中心であり、人が、動物と安心して暮らすための知識の普及と啓発が目的です。

少し講演の内容からはそれますが、和泉でおこっている犬ブルセラ症の問題は、人に伝染するという危険もさることながら、犬同士の感染という点にも焦点が移りつつあります。今回の講演でも、ほんのひとことふたこと、犬ブルセラ症について触れられた部分がありましたが、これも人への感染という点において、牛や羊のブルセラ症の怖さとは比較にならないという話に終始しました。

「WHO(世界保健機関)による、ヒトと動物の共通感染症の定義は【脊椎動物とヒトとの間で自然に移行するすべての病気または感染】」

「現在存在するヒトの感染症の多くが、もともとは動物由来である。その背景には、人間社会の激烈な変化によって、ヒトとモノが大規模に移動し、自然環境と住環境が交錯することがある。ヒトとモノの移動に病気はついてくるものである」

「日本では、ヒトと動物の共通感染症は10数種類だが、世界では150種類以上である。日本は孤島であること、家畜衛生対策の徹底がなされていること、衛生観念がもともと強い国民性を持っていることが、このラッキーといえる状況をつくっている」

このような背景を概観してから、どのようにリスクを避けていくべきなのかということを、予防の見地から、狂犬病やトリインフルエンザを例にとって解説していきました。

「野生動物など、管理されていない未知の動物との接触は可能な限り避ける」
「感染症予防の基本として、ヒトは自分自身の抵抗力をつけておくことが必要」
「ペットのワクチン接種(特に狂犬病予防接種)は、ワクチン接種していない犬が、狂犬病発生時に、ヒトの世界での恐怖の対象となることを避けるためにも重要」

そして、最後に、


「動物に責任を負わすのではなく、どう人間が自分を守るかを考えることが大事である」


という結論になりました。これは、トリインフルエンザのような、これからウィルスの変異によるヒトへの感染、ヒトからヒトへの感染の危険性が取りざたされるもの(まだ人間世界に蔓延していないもの)の考え方としても、基本になるものだと思いました。ワクチンの開発と供給開始には、最低6ヶ月が必要だそうです。狂犬病にしても、京都で、海外で感染してきた2人の患者さんがなくなってから、人用ワクチンはすぐになくなったそうです。2月に再供給されたそうですが…。

人畜共通感染症に関しては、学ぶ範囲が非常に広いです。
感染症ということに関する、医学的な基礎知識。
動物の病気に関する基礎知識。
感染症をとりまく社会状況や、民族的な状況に関する知識。
感染症をコントロールするための法律の知識。

ですので、すべてをほんの1時間半で学ぶというのは無理ですが、「どのような範囲にわたっているのか」ということを概観することはできました。

病気を蔓延させるのも、予防するのも、動物ではなく、人間のアクションにかかっている。
そのことを念頭において、さらにこれから学んでいけたらいいな、と思いました。

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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
脊髄反射でしゃべる。

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