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パテラや股関節形成不全の子に、グルコサミン、飲ませる?

グルコサミンを飲んでも変形性膝関節症の予防効果が得られない、という結果が、ヒトの臨床試験で出ました(日経メディカルオンライン11月19日の記事による←会員制なので、読めない方もいらっしゃるかもしれません)。

さて、股関節・膝関節に疾患や不安を抱える犬の飼い主にとって、この結果はどう解釈すればいいのでしょうね。

オランダの研究で、407人の50歳~60歳の肥満女性(BMI平均32、変形性膝関節症にかかっていない、リウマチがない、グルコサミンを飲んでいない)に対して、無作為化比較試験という、エビデンスレベルの高い方法で行われました。

407人は、(A)ダイエット&運動プログラムを行う人203人、(B)プログラムを行わない人204人の2つのグループに分かれ、全員が、1日1500ミリグラムのグルコサミンまたは同量のプラセボ(効果のない偽薬)のどちらかを飲み、2年半追跡が行われました。

(誰がグルコサミンを飲んで、誰がプラセボを飲んだかは、被験者も、被験者を直接診察するドクターも知らされません。知っているのは、臨床試験を管理する研究者たちだけ。こうして試験の公平性を保つのです)

2年半後、変形性膝関節症にかかった人は、
 (A)ダイエット・運動プログラムをした群(203人)のうち
   (A-1)グルコサミンを飲んだ人(102人)中の20%
   (A-2)プラセボを飲んだ人(101人)中の15%

 (B)ダイエット・運動プログラムをしてない群(204人)のうち
   (B-1)グルコサミンを飲んだ人(102人)中の13%
   (B-2)プラセボを飲んだ人(102人)中の19%

という結果になりました。

これは、統計学的に見ると、(A-1)(A-2)の二つの間に有意差(意味のある差)はなく、(B-1)(B-2)の2つの間にも有意差がないということ。
(このあたりは、統計学の素人には、非常に分かりづらいことですが)

また、副作用についても調べられ、グルコサミンを飲んでもプラセボを飲んでも、副作用が出る率に意味のある差は出なかったという結果でした。

(プラセボって、薬の成分な~んにも入ってない、形だけのモノです。なんで副作用が出るかは、科学者でもナゾなんですとさ)

つまり、肥満した中高年の女性において、グルコサミンは毒にも薬もならなかった、という結果なんです、ミもフタもない言い方すると。
それが、科学的にある一定の信頼性のある結果として出た、ということ。

グルコサミンやコンドロイチンに関しては、すでに関節症にかかった人の痛みには効果がない、という結果も、2010年に、いくつかの臨床試験の結果から出てはいるんですよね。
グルコサミンの予防効果に関しては、このオランダの試験が初めて、ということのようです。

・・・・・・・・・・・・・

さて。犬を飼っている方の多くで、遺伝疾患であるパテラ(膝蓋骨脱臼)やCHD(股関節形成不全)のため、将来的に膝関節症、股関節症に至る不安を抱えているのが現実です。

で、パテラやCHDが発見されると、獣医師からグルコサミンの入ったサプリメントを提案されることもあるし、自分で調べて必死に買って飲ませたり…してますよね。

我が家もそうです。重度のCHDを持っていたクウカイのために、クウカイが若いころからグルコサミンのサプリを飲ませてきました。

自分の犬に効いたかそうでないか、って判断つきません。
クウカイは、いろいろな栄養療法も行ったし、サプリも飲ませて運動療法もそれなりに気を使ってきたけれど、5歳で股関節症がひどくなり、手術に至りました。

股関節症が出てからは、ある獣医さんからは「痛みをおさえるのに、私は効果を感じていますよ」といわれ、ほかの獣医さんからは「飲ませて毒になるものではないですから、効果があると飼い主さんが思われたら、飲ませていいですよ」と言われました。

結局、飼い主としては「飲ませなくて悪化したらかわいそう」という思いから、飲ませ続けてきたわけですが…。

ヒトと犬では、体内で薬がどう作用するかも違ってくるし、一概にはやはり、なんともいえません。

効く、効くといわれ、けっこうサプリメント系では有力だとされてきたグルコサミンで、あいついでこういう結果が出た。ということは…。

私は、「飲ませなくて悪化したらかわいそう」という罪悪感のようなものから、飼い主は解き放たれるべきではないのかな、と思うんです。

グルコサミンのサプリ、安くありません。
私は、かかりつけ医と相談して、「かまわないよ」ということで、人間用のサプリを使っていましたが、やはりそれなりの負担がありました。

でね、この結果を見て、私は「やめよう」と思ったんです。
その分で、美味しいものを食べさせたり、楽しいお出かけしたほうが、犬にとっては幸せじゃないかな、と。

だって犬は、予防効果とか、将来どうなるかって、一瞬も考えてない生き物ですから。「今」をどれだけ楽しくしてあげられるか。そちらに考えを置いていきたいと思うようになりました。
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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
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クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
脊髄反射でしゃべる。

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