今日もわんにゃん日和

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キララの心と体に起こっていること

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サンダーシャツには、一定の効果を感じています。
体に軽く圧をかけて包み込むことで、安心感があること
に加えて、低気圧などの不快な変化をシャットアウトする
と言われてます。
着せてしばらくすると、キララはリラックスして寝始めます。


キララの顔、みてやってください。
なんかおかしな表情だと思いませんか。

キララが着ているのは、サンダーシャツ。雷のときの恐怖を軽減する
効果があるという商品です。
キララは、雷恐怖症を発症しています。

実は、雷恐怖症だけではありません。
今キララは、散歩もほとんど楽しめず、分離不安のような症状も出ています。
安定していると思っていた子だけに、私も正直かなり戸惑いました。

何かがおかしいなと気付いたのは、避妊手術から2週間後ぐらいでした。
ちょうど抜糸の時期です。
傷口はとてもきれいで、跡形ものこっていないのに、なんだか散歩を嫌がる。
あんなに散歩好きだったはずなのに、外へ出て用を足すと、一目散に
帰ろうとするのです。

それが、日に日にひどくなっていきました。
ドアを出るだけでしっぽが完全にinしてしまう日さえあります。

散歩で強烈な恐怖を味わった、などということは、ちょっと考えられません。
かろうじて思い当るのは、散歩中に雷が鳴りだして、あわててみんなで
帰ったことぐらい。

でも、それが引き金になっている可能性は十分ありました。
雷や、今の時期なら田んぼの鳥追いのパンパンいう爆竹の音。
そういう音に、過剰反応するようになりました。

ともあれ、恐怖症というか、精神的な不安には違いないので、
リラックスさせることを考えようと思いました。
サンダーシャツもその一環です。

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ゴンザレスとくっついて眠るのも、
安心したいからのようです。


キララは、シェルター時代から精神的には比較的安定している子だと
思われてきました。
誰にでもなつくし、大人しく、扱いやすく、極端な吠えなどはなかった。
シェルターのボラさんの人気者で、犬初心者のボラさんでも世話ができた。

それでも、シェルターは、彼女にとっては辛い場所でした。
大勢の見知らぬ犬の中で暮らす間に、かなりストレスを感じていた。
めったにほえなかったキララが、シェルター生活3ヵ月を過ぎ、
私が彼女をシェルターから引き取る頃には、体をそらすようにして吠えたけっていたのです。

キララと相性の悪い女の子がいて、その子とすれ違うようなときには、
かわいい顔がゆがむほど吠えていたのです。

そして、吠えるキララにされたこと。
シェルターの責任者が、キララの近くの金属ケージを、ガンガンたたいて
「うるさい、黙れ!」と。キララだけでなく、ほかのすべての犬が吠えると
これが繰り返されました。

ボランティア数人で、やめてくれるように頼んだのですが、犬を叩くわけではない、
これはしつけだと反論されました。


そして、事件は起きました。
ストレスでいっぱいだったキララは、相性の悪い子とあるとき散歩の途中ですれ違って
ケンカになりかけ、運悪く2頭の間に、シェルターに遊びに来ていた近所の小学生の
女の子がいたのです。

小さくて大人しいキララが大好きで、いつも遊びに来てくれていたのだそうです。
キララは、その子の太ももに噛みついて、けがを負わせてしまいました。
転嫁行動の典型のような、不幸な事故だったのです。

キララの咬傷犬としての届け出を福島で行い、本来はシェルターで2週間監禁しな
ければならないのですが、そのまま置いておけばまた人を咬むかもしれない。
そう判断して、私は福島の保健所と相談して、キララをシェルターから我が家へ
連れてきて、私の主治医の先生の下、所定の経過観察を行うことにしました。
不幸中の幸いですが、キララにはシェルターで狂犬病予防接種がされていたので
2週間の監禁と経過観察の提出だけでおとがめはなしで済みました。

キララが我が家に来たのは、そのような理由からです。

キララの咬傷事件と、シェルターでの接し方に因果関係があったという確証は
ありません。地域の中で、動物の鳴き声の騒音で近隣との関係を悪くしたくない
というシェルター側の理由もあります。シェルターというものに限界があるというのは、
理解しているつもりです。

ですが、私はキララの保護にかかわった責任上、それ以上そこにキララを置いて
おくのは、私自身の動物保護のポリシーに反することでした。

キララは、我が家へ来て、大人しい、ほとんど吠え声を聞くことのないキララに
戻りました。それで、一安心していたのは確かです。

シェルター時代のキララ
シェルター時代のキララ。
耳が引けてますね^^;;



キララについて、前の飼い主さんからは、保護時にこんなことを聞いていました。

1歳ぐらいのとき、それまで室内で飼育していたのが、留守中にかなり吠えて
暴れているというのを、近所の人から聞かされた。それでやむなく外へ出して
みたら、落ち着いたので、それから室外飼育に切り替えた、と。

我が家に来て、分離不安らしい症状は何一つなかったので、何があったんだろう
とその話を思い出すたびに不思議だったのですが…。
もしかしたら、もともと雷かなにかの不安症を、この子は持っていたのかも
しれません。

外へ出されて落ち着いた、という理由が、やっぱりわからないのですが、
ある意味、氾濫法のようなことが、成立していたのかなとも思います。
刺激に対して、自分自身の感度を下げることで、この子は自分を守っていた
可能性もあります。

すべて推測にすぎませんが。


キララの不安反応を見ていると、これまで我慢してきたことが、一気に噴き出して
いるようにも、どこか見えるのです。

ほかのすべての被災の子と同様に、彼女もまた、心に深い傷を負っていると
改めて感じざるを得ません。
もちろん、普通の生活をしていても、中年を過ぎた年齢で、恐怖症を発症する子は
少ないわけではないと聞いています。

私の、キララへの感じ方は、彼女の過去を知っているから、という同情が勝って
いるだけかもしれませんし、それは彼女にとって良いことではないのかもしれない
と思う時もあります。

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リラックスして眠りについたキララ。
なかなか、起きているときの笑顔の写真が撮れません。

彼女を見ていると、恐怖や不安を感じながらも、それで自分を失っている状態では
なく、なんとかそこから抜け出そうと、彼女なりの努力をしているように見えます。

恐怖症を克服するには、氾濫法は基本的には使いません。
拮抗条件付けを使う。

つまりは、彼女自身の行動を、精神面で支えつつ、自分の力を最大限発揮して
小さなハードルを乗り越えさせることで、恐怖や不安を克服していく時間のかかる
方法です。乗り越えられるために、人間が最大限サポートする。
これが基本です。

大の食いしん坊なのは、幸いなことです。
私やおとしゃんを大好きでいてくれることも、幸いなことです。
キララの不安や恐怖に打ち勝てる、良いこと、楽しいことを、確保してあげられる。

逃げ出そうとしていても、しっぽを巻いていても、彼女は呼ぶ声に反応して、
しっぽを股の間から上げてふりふりしはじめることができています。

彼女の、「安心の壺」をまず、満たしてやること。
それが私が今できることです。

避妊手術をして、さぁこれで、譲渡の準備も完了だ! と思った矢先の出来事。
1年も我が家にいるのだから、早く縁づけて、と思った私の心を見透かされた感じもあります。

彼女に必要なのは、彼女自身が納得するだけの「時間」なのでしょう。
人間の都合は、二の次三の次。
個人宅で預かりをするとは、そういうことなのだと私は最近思っています。
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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
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