今日もわんにゃん日和

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ふくしま猫ゴンザレス・チャーシュー家族大募集~猫の外飼育のリスク…猫の幸せ論~

どこかの公園の猫
たぶん隅田川沿いの公園で撮った写真。
公園で餌付けされている猫だと思う。
丸々太って栄養状態はよさそう。
でも、彼女は幸せ?


ゴンザレス・チャーシュー、「条件付きで外飼育OK」
としたその条件を書かなければならない。

でもその前に「立ちはだかる」のは、猫の外飼育の是非の問題だ。

ここに来る人を含め、猫の保護、譲渡活動をしている人のほぼ全員が、
「猫は完全室内飼育、外出禁止、脱走防止対策をすること」
を条件としているはずだ。

その一方で、「地域猫」と称する新しい概念があって、外で生まれた
飼い主のいない猫は、TNR(トラップ・ニューたー・リターン=避妊して放す)し
適切な給餌と環境の整備を行ったうえで、人が管理しながら自由な生活を保障する
という「共存方法」を模索している。

そして、その両方にかかわっている人のほとんどが、
さまざまな矛盾に心を痛め頭を痛め、
悶々としているのではないか。


私も、その一人なのだ。

都市部での、個人宅の多頭飼育崩壊の現場もつぶさに見ている。

郊外の住宅地で野放図な餌付けのためフン害問題になっているお宅を知っている。

公園での猫とえさやりさんの姿も、陰ながら見守ってきている。

福島で、原発被災によって置き去りにされた猫たちの現状も知っている。

我が家に来るのは、なぜだかエイズや白血病に感染した猫たちばかり。

私には、のびのびと暮らす猫の幸せ、というものが、どうしても見えてこない。
「見えない」人間側に問題があるのは、明らかだと思っている。



ソウジとレイちん、隔離飼育のころ
家に来たころのソウジ(格子の奥)とレイちん(手前)
エイズ・白血病ダブル感染猫のソウジは、2年以上隔離飼育だった。


猫の外飼育には、すでにメリットよりリスクのほうが多くなっているのだろうか。

交通事故。これはどうにも防ぎようがない。

300メートル四方に道路がない家、というと、牧場や農場でも難しい。
ただし、交通量がかなり限られる私道に近いものだけ、というならなんとか実現可能か。

迷子。

犬と違って、行政につかまって殺処分、というのは、猫ではほとんどない。
親切な人からえさをもらいながら、ゴミをあさりながら、昆虫を食べながら。
生きながらえ、流れ流れていく猫も(ソウジがそうだった)いるのだから。
いつのまにか、公園猫に混じっていたりすることもある。
誰かに拾われることもある。
ただし、病気、事故、飢えで死ぬことと、隣合わせだ。

迷子札や首輪、マイクロチップは、飼い主の手元に帰る確率を少しは高めるだろう。
あくまでも「少し」。

猫エイズ、猫白血病感染。100%ではないが、防御策はあるといえばある。

避妊去勢すること(発情期・縄張り争いのケンカ防止、母子感染の防止)
必要であれば、猫エイズ・猫白血病ワクチンの接種。

フン害・尿害の防止

室内トイレで排泄させてからでないと外出させないことでかなり防げる。
が、100%は不可能。
私の経験上、住宅地ではたとえ1週間に1回、1個のフンをされるだけでも
苦情の対象となりうる。
猫に冷たい(猫を敵視する)人の仕打ちは、かなりむごい。
私自身、ぞっとするような言葉をいくつも実際に聞かされている。
実行するかどうかは別として、猫を殺したがっている「近所の人」の存在は
悲しいことだが、「潜在的にかなり多い」。

もっとも敷地内に畑もあり納屋もありぐらいの規模の農家地帯では、
よほどの猫嫌いでもなければ、あまり問題になることがないらしい。

むしろ、農家では、穀類や飼料の倉庫を、ネズミの害から守ってくれていた猫は
生活上必要なパートナーであったわけだから、その伝統は今も息づいている。
猫が外を歩いていることを当たり前のこととして寛容に受け止めるようだ。

ただし、現代の農家の納屋には、俵の代わりに化学肥料や農薬が置かれている。
ネズミの駆除剤を食べてしまった「毒入りネズミ」を食べて倒れる猫は、少なくない。

ネズミやカエルや蛇を自由に食べられる外猫のおなかには、
大量の寄生虫がわく。
福島の猫たちのおなかには、「マンソン裂頭条虫」(←クリックジャンプ)が
わんさか繁殖していて、都会の獣医さんたちをびっくりさせ、
猫の保護活動家の語彙に「マンソン」が一般的な名詞として登録された。
この1年、駆虫剤はきっと売り上げを伸ばしている。

(psくるねこさんところでもマンソン君登場…^^;)

たしかに、完全室内飼育であれば、これらはすべて、簡単に防げる。


ソウジとレイちん、共に暮らす

ソウジとレイちん。隔離飼育を解いたころ。
感染のリスクと、隔離飼育のストレス(猫、飼い主双方)を
天秤にかけて、隔離飼育を解く決心をした。
結果的にレイちんには、最後まで何も感染しなかった。


ソウジなくなる数日前
死ぬ数日前のソウジ。
家に入ってから一度も外へ出たがらなかった彼が
しきりに外へ出たがった。
が、もう歩けず、どこへも行くことはできなかった。
彼は、幸せだった?


大声で鳴きわめき、体の毛を自分で引きむしってしまうゴンザレスを見て
かかりつけの獣医H先生はこう言った。

「こういう子はね~、ひろ~い農家の納屋でネズミとらせてもらって、
縁側で昼寝して、好きなところでオシッコして。
それが幸せなのよ。そうやっていままで生きてきたんだから。

去勢もしたから、遠くへは行きやしない。
エイズ? そんなの、ど~~だっていいのよ」


15年前、猫を飼い始めた初心者の私は、H先生からこう習っている。

「猫は、たとえ一生ケージの中だとしても、ちゃんと順応できる生き物だから
家から外に出さないで飼育して大丈夫だからね」

同じ獣医さんが発したこの2つの言葉の、一見する矛盾
だけど、どちらも猫の幸せを考えた「矛盾しない」意見だということに、
私は気づかなければならない。

そしてそのかたわら、「猫の幸せ」というものが
「人間側の論理」によってきめられているという矛盾にも、
私は気づかなければならない。

動物を、人間の管理下に、擬人化して置くのが、日本人は得意だと思う。

吠えてはいけない犬。

庭を勝手に横切ってはいけない猫。

短いリードにつながれ、自分より数段足の遅い飼い主に歩調を合わせさせられる犬。

ネズミを捕る代わりに、ウサギの毛皮のおもちゃを与えられる猫。

ハウスダストのアレルギーで、皮膚が真っ赤にただれた犬。

運動不足と過食の揚句、尿結石でオシッコが出なくなり病院に担ぎ込まれる猫。

犬は15年。猫は20年。外猫は3~4年。

細く長く、なのか、太く短くなのか。

果報は寝て待て。
室内暮らしに慣れ、窓辺で惰眠をむさぼる
ゴンザレス・チャーシュー。
彼の幸せは、誰が決めるのか。


ゴンザレス・チャーシューは、私と一緒にベッドで寝るのが、ことのほか気に入ったようだ。

盛大にゴロゴロいいながら、毛布と私の腹肉をフミフミモミモミし、
挙句に私の腕や肩、ときには顔の上にでっかい手をのっけて、丸くなり、寝入ってしまう。

無邪気な寝顔を見ていると、
この「幸せそうな顔」を、ささいな事故や不注意でなくしてしまってはいけないと
胸がせまるような思いに駆られる。

大声で鳴きわめき、ガラス戸に体当たりしたり、網戸を掻き破りそうな勢いを見ていると
青空と太陽と気ままに吹く風にまかせて
好きなところへ行っておいで、と送り出したい衝動に駆られる。

洋服なんて脱がせて、オレンジ色の体を、日の光にきらめかせて。

なんとか、その両方をかなえられる場所へ、
この子を送り出してやれないものだろうか。
どこかに、この子の幸せの場所が、あるのではないだろうか。


ゴンザレス・チャーシューを幸せにしてやりたい、と思う方。

neko40ryoko★yahoo.co.jp(★→@)

亮子@クウカイママ(中村)

まで、お問い合わせください。

件名「ゴンザレス・チャーシューの件」

お名前、住所、お電話番号明記してください。





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*Comment

この子にとても興味があって、ブログをのぞかせてもらってます。
3月に丸13才だった猫が逝ってしまい、似た子を探しながら猫関係のサイトを覗くようになりました。
あなたの言葉にエッセイのような面白さを感じながら、共感しています。
猫を貰うためには完全室内飼いが常識となっていて、小さい時から猫を飼い続けていた私は、田舎ということもあり、当たり前のように放し飼いをしていました。
確かに人に迷惑をかけていたのだと反省する反面、
モグラの穴の前で、1時間でも2時間でも待ち続けたり、蛇を放り投げて遊んでいたり、ネズミを玄関先に置いてたりする我が家の猫が、木の上から、私を見つけると嬉しそうに跳んでくる姿のかわいらしさに癒されもします。猫の幸せは、狩りと日向ぼっこだと思い込んでいた私には、戸惑いばかりです。
でも、もう室内飼いしか方法がないのだと思ってはいるのですが。考えさせられました。
  • posted by emi
  • URL
  • 2012.05/09 12:10分
  • [Edit]

>emiさんへ

コメントをありがとうございます。
ゴンザレス・チャーシューに興味をもってくださっているとのこと、とてもうれしいです。
そうでしょうね、ずっと外飼育をされていた方が、ネット上から譲渡情報を見たら、
たぶん、困ってしまわれると思います。
私自身、チャーシュー(今も私の膝の横で、おなか出してひっくり返ってますが^^;)を
無理にでも室内猫にするべきなのか(その大変さを、飼い主になる方に強制すべきなのか)を
悩んでおります(苦笑)

メール、さしあげました。
ご縁があれば…
  • posted by 亮子@クウカイママ
  • URL
  • 2012.05/09 13:25分
  • [Edit]

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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
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