今日もわんにゃん日和

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命と向き合うという人間のエゴ コブを虹の橋に送り届けたあとに…

110816最後のコブ

Uちゃんは、お花をやっているので、コブの最後の姿をとてもきれいに飾ってくれました。
「ねぇ、コブいま、ウーって言ってると思わない?」Uちゃんは、苦笑しながら、そう言いました。


2011年8月16日午後5時過ぎ。
柏市内の火葬場で、Uちゃん、Yちゃんが列席して、コブの亡骸をお骨にしました。
6寸の骨壺いっぱいの太い骨は、コブがまぎれもなく、若い犬であることを示しているようでした。
Uちゃん、Yちゃん、夜からお線香上げに来てくださったKさん、ありがとうございました。

まるちゃん、Aさん、S先生、H先生。
そして、コブをシェルターで引き受け、私に託す判断をしてくださったぶたまるさん。
ありがとうございました。
どうやら、コブちゃんを無事にあちらに送り届ける任務は、果たせたように思います。

・・・・・・・・・・

ここからは、私の個人的な思い、信念といってもいいのかな。そういうことの吐露になります。

まず最初に。
私はコブの一連の記事の最初に、コブを必要以上に可哀想な犬にしたくない。
そして私のしたことを美談にしたくない、と口幅ったいことを書きました。

私はたまたま、家にいる人間で、このような看取り方が可能だったにすぎません。
病院で飼い主のいないところで亡くなること。
シェルターで亡くなること。
私は、それらの亡くなり方が、不幸な(かわいそうな)わけではないと思います。
でも、どうしたって、手元で死なせてやりたかった…という思いは、残ってしまうものだと思います。

タク、ソウジ、ちび太、望、そしてコブ。
私のところで亡くなった子たちのうち、看取りができたのは、ソウジとコブだけです。
タクは急死でしたし、ちび太と望は、病院で亡くなりました。

病院にしろ、シェルターにしろ、留守宅にしろ、飼い主のいないところで亡くなることは、飼い主が目の前で死ぬ姿を見ずに済む、その子なりの配慮だった、とよく言われます。
それはいちがいな、その場限りのなぐさめなどではありません。
その死をそのように「言祝いで」やることが、人としての、せいいっぱい生きた魂への敬意であると思うからです。

それもまた、人間の心の問題です。

人ではない命を、人が思いを込めてその死を看取ることは、すべての動物レスキューと同じく、私は、それは人が人たるゆえんの、エゴ、つまりは自己満足に他ならないと思っています。

人の伴侶動物としてあるべき姿で看取りたい。

伴侶動物としてあるべき姿とは、人が、その動物にそばにいて欲しいと願うこと、でしかありません。
犬や猫や、ペットと呼ばれる動物は、人の手によって長い年月をかけて飼い慣らされ、人に依存しなければ生きていけないように改造されてきました。それは、互いに愛情を持って暮らすことの、紛れもない裏面だと言えます。

あげく、人が、人としての生を全うしなければならない危機的な状況に陥ったとき、容易に繋いだ手を放されてしまい、命を絶たれる存在になってしまいました。それが如実に表れているのが、311以降の東日本です。

ですが、その光景は、特別なものでは、実はありません。

私は、コブを「ふくしま犬」と表現しましたが、わざわざそう表現する必要は、どこにもありません。
コブは、ただ1頭の、飼い犬であり、事情で飼い主と別れ、病を得て私のところで死んでいった。それだけのことです。

様々な事情で飼い主に別れ、その生を全うすることが難しくなった、あるいは生を断たれかけている動物は、年間30万頭に近く、毎日、すべての人の半径数キロ以内に、必ず、存在しているのです。

私がコブを看取っている間に、千葉県の愛護センターでは、何十頭かの命が、断ち切られたはずです。
もしくは人の目に触れず、どこかの路傍で、公園の植え込みの陰で、失われた命は数知れないでしょう。

命がひとつの終焉を迎えるとき、それが幸せなことか、幸せでないことか。
それを決めるのは、そばで見まもる人間がいる場合に限られます。
つまり、人の価値観でしかありません。

目にしてしまった命は、時にどうしようもないほど愛おしく、狂おしく、なんとか救いたい、またはなんとか安らかにと人は奔走します。ですが、目にしていない命、目にしていない死に対しては、そこまでの思いを持つことはまずありません。

保護活動をしていると、「目の前の命しか見えていない」人の言動によく出くわします。
それを非難することはたやすいことですが、すべては自分に返ってくるでしょう。

命に向き合う、とよく言います。
それは、
「向き合いたいと思う、人間のエゴ」
であることを、私たちはわきまえるべきだと思います。

そしてこれは、私見中の私見、ではありますが…。
私が、この人は優れた動物愛護(保護だけではありません)の活動家だな、と思う人の多くは、そのことを深くわきまえていると感じています。

動物たちが、本当は何を思い、何を望んでいるのか、いたのか、わからない。
わかったと思っても、本当はどうなんだろう?

だからこそ、人として、生き物の声に耳を傾けようとする。
その姿勢を保つことしか、人にはできないから。

・・・・・・・・・・・・・・

私は将来、年老いたり病を得た動物たちの看取りのボランティアに専念したい、と考えています。
そのためには、今、生きている動物たちとも、そしてそれを取り巻く人々とも、たくさんたくさん接して、自分なりの世界観や価値観、死生観を構築していく必要があると感じています。

決して、私にとって楽なことではありません。
私は、自分でそうあるように見せかけているほど、勤勉ではありませんし、社交的でもありません。
精神的には、かなり弱い部類に入ります。

動物たちの死は、ボディブローのようにじわじわと心に効いてきます。
実を言えば、ここ1週間ほど、立て続けに、動物の死んでいる夢を見続けています。
無惨な遺骸を両手に抱いていたり、遠くで死にかけているのに手が届かないでいたり。
みな見知らぬ動物ばかりです。

命というものが、人間にはどうあってもコントロールできないものであること。
それを、受容し理解するための過程なのではないかと思っています。
頭では理解していても、そして何度、同じような経験を積んでいても、受容するための過程は必要なのでしょう。

夢の中の私は、その動物の死を悲しんではいません。
ただ、どうすることもできない自分にいらだっていたり、誰かに知らせようと焦っていたりします。
そこにあるのが「死」であることを、受容していない自分を、夢を見ている自分が気づいています。

そんな夢が本当に数日続いて、昨夜、やはり、私は路傍で死んでいる動物の夢を見ていました。
ただひとつ違っているのが、私の知っているある人が、「そこにいてはいけない」と知らせてくれていることでした。
そこにたたずんで、なんとかしようとしていることに、意味がないのだと。
ほかにやるべきことが、あるのだと、その人は知らせてくれていました。

MLでずっと綴っていたコブの看取り日記を、こうして私の個人ブログで公開する作業は、
私自身の、気持ちの整理の時間であったと思います。

コブに、心からお礼を言いたいと思います。
うちにきてくれて、ありがとう。
たぶん、我が家に着いたとたんに、あなたは悟ったはずです。
もう自分が、二度と飼い主さんに会えないことも、元の家に帰れないことも。
それでも、我が家で最後の日々を過ごすことを、あなたは受け入れてくれた。
あなたのために、私はまた、前に進みます。




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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
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2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
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推定2006年生まれ
近所の公園で保護
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クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
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寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
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