今日もわんにゃん日和

FB連動のため本名で記載しております。コメント欄は開けません。また、相互リンクも現在お受けしておりません。ご意見、ご希望などは、メールフォームから、【本名ご記載の上】お願いいたします^^ 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クウカイの受けた骨頭切除

骨頭切除後のレントゲン
術後のレントゲンです。両側の骨頭がばっさりありません! どひゃ~!!
太ももの両側のテンテンは縫った糸(金属の糸)です。


クウカイの受けた手術は、両側の大腿骨の骨頭切除というものです。
以前の記事に、かなり詳しく書きましたので、そちらに丸投げ。
要するに、しっかりはまらず、骨がずれて痛みを引き起こすなら、その部分を取り去ってしまえ!という一見非常に乱暴にも思える手術です。
ですが、股関節形成不全で痛みのある犬には、すでに確立された治療法で、副作用もほとんどないとされています。

2007年春のクウカイの股関節
2007年、クウカイ1歳半。東大の動物医療センターで撮ったレントゲン。
寛骨臼と骨頭の接続は普通の3分の1程度と言われました。
このとき、クウカイはかなり強い痛みを訴えていましたが、レントゲン状で炎症はあまり見られませんでした。


クウカイが痛みを訴え始めたのは、1歳前後のことでした。最初は膝関節を痛めたと思われていましたが、
股関節が緩かったことで、膝にも痛みが来ていた、というのが真相のようです。
股関節形成不全かどうかは、一般の獣医さんではきちんとしたレントゲンを撮ることが困難です。
できる限り、股関節形成不全に詳しい整形外科専門医で診断・治療を受けることが大事です。
クウカイは、かかりつけのH先生から、東大病院へ紹介されて行きました。

東大ではもう手術のほうがよい、と言われましたが、当時はまだ1歳だということもあり、
セカンドオピニオンもかねて、現在かかっている、K先生のところを受診。
新しく使えるようになった痛み止め、プレビコックスを使って、それから3年半、維持療法を
行ってきました。
痛み止めを使って炎症を抑え、運動で筋肉をつけて緩い股関節を補います。
レーザーを定期的に当てて、血流を良くし、炎症を止めたり、骨棘(炎症を起こした骨が棘状に
増殖すること)ができるのを押さえることができていました。

2010年春亜脱臼になっている
2010年春のK先生のところでのレントゲンです。
症状が進み、亜脱臼(脱臼しかけている状態)になっています。
関節を包む腱の袋(関節包)などが強い炎症を常に起こしている状態です。


クウカイは、何か走るのが速い犬種の血が入っていると思われます。
草原を全力疾走するのが、何より好きな子です。ボールや追いかけるものなどなくても、
矢のように一直線に駈けていって、駈け戻ってくることを何度も繰り返して楽しむような子です。

正直、こんな関節を持って生まれてきたのは本当に可哀想でした。
逆に、こんな関節なのに、走らせては本当はいけないのですが、いずれ手術になるなら、と。
そして、昨年の冬あたりから、徐々に痛みが出てきているのがわかりました。
今年の春になって、レントゲンを見たときに、素人目にも「ああ、もうダメだなぁ」と思いました。
K先生の口からも、「そろそろ手術のし時かもしれないね」との言葉がでました。

ここから先は、手術の動画やちょっと(いや、かなり)痛々しい写真がありますので…
そちら系が苦手な方は、ご用心くださいませネ。




下記の動画は、クウカイの手術の様子を撮らせていただいたものです。
K先生の病院では、手術の様子を、飼い主が希望すれば見学することができます。
写真も動画も、どうぞご自由に、と言われました。
手術室の上に、ちゃんと見学スペースがあります。(「医龍」でおなじみ、みたいな…!)
動画も写真も、K先生に快く掲載許可をいただいています。

両股関節の手術に、手術室に入ってからほぼちょうど1時間! でした。
(かなり速い手術だと思います)

左股関節→右股関節の順で手術でした。動画は、無影灯がかなり明るいので、血の色は
ほとんど見えませんが、かなり痛い感じがしますので^^; 
手術部位の消毒から切開、骨の切断、縫合までをダイジェストで4分半の動画です。



膝から下にピンクの包帯が巻かれているのは、雑菌を極力避けるため。
途中、ラップみたいなフィルムを太ももに巻いているのも、皮膚に直に触って雑菌をつけることを防止
するためのものなんだそうです。
皮膚・筋肉を切開してから、器具を使ってそこを広げ、関節包を切り開いています。
骨頭を切っているのは、専用の電動工具みたいなやつ。
音は、ガラスを通しては聞こえてきません。聞こえたらかなり痛そうだったかもですね。

骨頭は、すでに正常なまるい形がくずれ、つぶれたおまんじゅうみたいに扁平になっていました。
関節包は柔軟性を失って、切り開くのが大変なぐらい、固くなっていたそうです。
クウカイはそれでも、ほぼ正常に歩けていましたので…そのまま放って置いたら、動けなくなって
しまったかもしれません。
先生にも「かなり痛かったはずですよ」と言われました。

切除した骨頭

切除した骨頭は、もらって帰ってきました。
(「先生、捨てるなら頂戴」って言ったら、いいよ~ってくれました)
今、冷凍庫に入れてありますが、アルコール保存して、いつかクウカイがあの世へ行くときには
一緒に持たせてやりたいと思っています(中国の宦官みたいですが^^;;;;;)

手術後、縫合が終わってすぐに、麻酔は切れるようになっていました。
手術室から入院室に移されてから、私たちはすぐ面会することができました。
麻酔からさめる様子です。



手術とか治療とか、理解できない犬にとっては、とんでもないこと、だったでしょうね…。

K先生の病院のこと、手術や治療の内容、料金などについては、もしお問い合わせがありましたら、メニューのメールフォームからお願いします。掲載許可はいただいていますが、間違ったことをお伝えしたくないので、コメント欄ではお答えしないようにしますね。
関連記事

*Comment

詳細なレポートをありがとうございます。
知っていれば無闇に恐れずにすみます。
「情報を提供する」って「身を削る」こともありますよね。
感謝です。
動画は、、ちょっと怖くて見れないのですが。。。

クウカイ君の「お宝」^^
「蒼穹の昴」で見たばかりだったので納得です。
  • posted by 虫一郎
  • URL
  • 2010.11/22 12:51分
  • [Edit]

>虫一郎さん

こんばんわん! 暖かな夜が続いています。
リハビリにはよい気候でありがたいです。

> 詳細なレポートをありがとうございます。
> 知っていれば無闇に恐れずにすみます。

おっしゃるとおり、知ることは恐れをなくすことにつながると
私も考えています。でもちょっと私の場合、露悪的かもしれないですが^^;

> 「情報を提供する」って「身を削る」こともありますよね。
> 感謝です。
> 動画は、、ちょっと怖くて見れないのですが。。。

というか、身を削っちゃったから(私じゃないけど)せっかくなので、という
思いはあります。
股関節形成不全は、ブリードの悪さに関わる遺伝病の側面もあります。
(まぁクウカイは雑種なんですが…)
K先生によれば、最近はトイプーの股関節形成不全が続出だそうです。


> クウカイ君の「お宝」^^
> 「蒼穹の昴」で見たばかりだったので納得です。

本当のお宝ちゃんのほうは、とうの昔になくなっちゃったんですけれどね^^;

  • posted by 亮子@クウカイママ
  • URL
  • 2010.11/23 22:23分
  • [Edit]

骨頭手術問い合わせ

クウカイちゃんのことがすごく参考になりました。
りく(ジャックラッセルテリア、オス4歳)も、割と精密なレントゲンで股関節が悪いと診断され、いずれ骨頭手術を検討するようにといわれています。いまは、ひんぱんに右の後ろ足をあげ、3本足で歩いたり、走ったりしています。ボールを追いかけたり、全力疾走のときは4本足なので、痛みが本当にあるのかないのか判断しづらいところもあります。お聞きしたいのは以下の点です。
・クウカイちゃんのその後。リハビリの苦労や期間。そしてなによりも、どれぐらい自由に走れるようになったのでしょうか。
・病院情報。費用。今かかっている病院は普通の動物病院ですが、東京で骨頭手術を専門にしている病院があるのでしょうか。「東大病院」というのは、たしか府中にある病院のことでしょうか。
以上、よろしくお願いします。
  • posted by
  • URL
  • 2012.09/09 12:34分
  • [Edit]

>良さんへ

はじめまして、おいでくださってありがとうございます。
りく君、ジャックでも股関節形成不全が出るのですね、最近は犬種を問わずにあるのですね。
元気に走っているとのことですが、脚を上げているなら、痛みは間違いなくありますよ。
ただ、走ることが楽しいので、まぎれているだけ。
「本当に痛いの?」って私もクウカイを見ていて思いましたが…
今では「疑ってごめんね」という思いです。

>・クウカイちゃんのその後。リハビリの苦労や期間。そしてなによりも、どれぐらい自由に走れるようになったのでしょうか。

リハビリの苦労は、リハビリマッサージが痛いので、嫌がって大変だったこと。
ちょっとトラウマになっているようで、今もマッサージしようとすると逃げ出します。
期間は、約3ヵ月、病院にマッサージに通いました。
本当は半年ぐらいは断続的に、と言われていましたが、震災でストップ。

現在は、脚の痛みを感じることなく、自由に、好きなように走ることができます。
それはもう、「もっと若いうちに手術してやればよかったかな」と思うほどです。

>・病院情報。費用。今かかっている病院は普通の動物病院ですが、東京で骨頭手術を専門にしている病院があるのでしょうか。「東大病院」というのは、たしか府中にある病院のことでしょうか。

クウカイが手術した病院(K先生の病院)は、K先生が整形外科の専門医です。埼玉県越谷市です。
費用については、すみませんが、直メールをいただけますか?
このブログのメールフォームからくださいませ。

「東大病院」は、東京大学附属動物医療センター
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/vmc/
で、東京都文京区です。

「骨頭手術」を専門にしている病院というのはないでしょう。
動物の整形外科を専門にしている獣医師を探すとよいと思います。
骨頭切除術自体は、経験数が多ければ難しい手術ではないそうです。
ただし、手術室が無菌室になる病院を選ぶ方がよいと思います。

術後のリハビリは、K先生の病院では力を入れてやっていましたが、
その他の病院での情報は私はあまり知りません。
このようなところでしょうか。

それでは、メールをお待ちしていますね。

  • posted by 亮子@クウカイママ(中村)
  • URL
  • 2012.09/09 19:41分
  • [Edit]

>メールお返ししてあります^^

良さんへ

今朝ほどはメールをありがとうございました。
お返事をお返ししてありますが、yahooメールからですので
もしかしたらはじかれるかもしれません。
その場合はお申し越しください。
別のアドレスからお送りします。
  • posted by 亮子@クウカイママ
  • URL
  • 2012.09/10 21:38分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

右サイドメニュー

検索フォーム

QRコード

QRコード

左サイドメニュー

プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
脊髄反射でしゃべる。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

最新記事

Adopt Me!!!

新しく家族を迎えるなら… 生体販売のペットショップは 要りません!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。