今日もわんにゃん日和

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行動治療って何?

お口つけて行きますよ~♪


8月5日、某大学の行動学研究室で、麟は行動治療のカウンセリングを受けました。
先方のご意向によって、今後も大学名は伏せて記述します。ご了承くださいね。コメント欄でも、名指ししないでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

また、ここから先、治療の内容ややり方、先生方の指導など、「麟にとって」であるということをご了承ください。同じような状況の子であっても、そのまま当てはめることはできません。医療行為になりますので、その子その子で全く違うこともあり得ます。ご自身の子については、ぜひ、専門家にご自身でご相談をお願いいたしますね。ここでは「こんな感じのことが起こるんだ」ということで見ていただければ幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

咬む、吠える、過剰におびえる、分離不安など、いわゆる「問題行動」に悩んだときに、「しつけ本」に頼るのではなく、専門の獣医師のアドバイスを受けること…これって私は、動物を科学の目で見ること、擬人化しないこと、の一つではないかなぁ、と思っています。

麟の咬みが…!ということになったとき、私、ネットのあるところで吐き気を催すようなことを読んでしまいました。麟と同じような感じで咬む柴犬の飼い主さんが、訓練所にその犬を預けた。ところが、よりいっそう咬むようになった。訓練所の所長なる人が、飼い主の目の前で、噛みついたこの子を、「人間に逆らうとこうなる」と血を吐くまで殴りつけたんだそうです。日付は、もう数年前のものでした。

どう考えても、犬を犬として見ていない。犬の専門家のはずの人が、最悪な擬人化をしているのです。
「逆らった」といって、血を吐くまで殴るなんて、戦中の日本の軍隊と同です。
暴力、動物虐待以外の何物でもない。

飼われている動物は、人間を咬むなんてことがあってはならない、と考えて「しつけ」でどうにかしようとするから、こういうことが起きるんじゃないだろうか。この訓練所長が、行動治療という概念を知っていたら、全く違った対処ができたはず…。
逆に「犬の気持ちを考える」という言葉は、耳に心地よいかもしれないけれど、もう一歩踏み込んで「じゃ犬の『気持ち』って何よ」ということに、到達したい感じがあります。

麟は、動画を見れば可愛い従順な、どこにでもいる柴犬に見えると思います。実際そういう面もある。
でも、麟の咬みつき方は、やはり常軌を逸していて、しつけ云々ではないという気がしたし、尻尾を噛むことをはじめとして、行動全体が不可解で、違和感がありました。

行動治療、という言葉を私は以前から知ってはいました。
動物と暮らしていると、いろんな「問題行動」にぶち当たります。レイちんが数年前に脱走して2週間も行方不明になって、ようよう見つかったときに、おびえて手のつけようがなかった。そのときに、セルシンという精神安定剤を処方してもらったのが、その始まりかもしれません。また、私自身が、仕事がらみで鬱で苦しんだときに、薬の助けを借りたり、認知行動療法をかじったりして、やってこられた、という経験もプラスされたかな、と思います(逆に、薬の怖さも知っているわけですが^^;)。

行動治療は、「問題」になっている行動を、科学的な目でみて分析して、交通整理してもらうところから始まります。「問題行動」って言ってるけど、ヒトにとって問題なだけで、動物の単なる習性であることも少なくありませんし、なんらかの疾患に関わることもあれば、それこそ接し方でひどくしてしまっているようなこともあり、複雑に絡み合っているといえると思います。

どんな行動を、どれぐらい「問題」だと思っていて、それがいつからなのか、どんなことがあったのか…飼い主さんと動物はどんな関係で暮らしているのか…などなど。

それを観察して分析するために、行動治療では飼い主さんと動物のカウンセリングを中心に据えます。
私たちの行った大学病院では、詳しい問診票を記入して、それを送ることで、カウンセリングの申し込みになります。A4で8ページ、質問事項は64項目にのぼります。(必要な方はこちらで実物をごらんください)

この問診票を記入する課程で、飼い主さんはいろんなことに気づいたり、観察の必要を感じたりするのではないかなぁ、と思います。書いていることで、冷静にもなれると思うんですよね。

私が、麟を連れて行動治療カウンセリングに行く、という話を、かかりつけのH先生にしたところ、こんなふうに言ってくださいました。

行動治療というけれど、さまざまなコントロール法を学ぶのがすなわち治療なので、咬むこと、パニックを起こすことそのものは治るわけではないからね、でもコントロールして一緒に暮らせたらそれでいいのよ

H先生はご自身では行動治療を積極的に行うわけではありませんが、獣医師としての対処法や、いざとなったときには、こうこうだから専門医へ行きなさい、という勧め方をしてくださいます。ホームドクターとしては非常に心強い方です。

私は、さらに、行動療法について、以下の本で予習して行くことにしました。

コンパニオンアニマルの問題行動とその治療

『コンパニオンアニマルの問題行動とその治療』工亜紀著 講談社サイエンティフィク 2002年

この本、おすすめです。行動療法を受ける方、受けた方が、「どういう根拠でどういう目的の治療をしているのか」を知るのに、とてもよい手がかりになると思います。自分の子の問題行動は、なかなか冷静に向き合えないものなので、客観的に考えるためにも、よい助けになると思います。8年前の本ですが、解釈が進んでいるところはあると思いますが、内容が古くなっているところはないように思います。

ということで、次の記事、やっと麟の治療内容です(長くてごめんなさい~)

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中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
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面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
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茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
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