今日もわんにゃん日和

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ボランティアとママの違い(3)

我が家のボス?
ボクはボス犬になるでしゅむぱ~。弟分? 当分は認められんでしゅね。
一緒に散歩ぐらいは行ってやりましゅけど、オトコと一緒の部屋で寝るのはイヤでしゅからねむぱ!


余談ですが、我が家のおとしゃんは、酪農家の出身です。おとしゃんの両親は、長崎の片田舎で、牛を飼って子ども4人を育て上げたひとたちです。お義母さんは亡くなり、お義父さんも高齢ですので、だいぶ前に牛飼いは引退されましたが、私がおとしゃんと結婚した頃はまだ牛がいて、結婚の挨拶に行った私を「モォ~♪」と迎えてくれたものでした。食肉のために、いずれ殺される牛や豚であっても、農家の人たちの愛情のかけようは、(ペットとは少々質的に違うかもしれませんが)ひとかたならないものがあります。酪農家の人たちは、酪農を始めたその日から酪農をやめるその日まで、休みなんて一日もありません。来る日も来る日も、きめ細やかに世話をし続けます。

心身ともに牛のおかげで育ったといっていいおとしゃんは、今宮崎県で大変なことになっている口蹄疫の問題を、人ごとではないと感じているようです。特に、牛や豚を殺処分しなければならない農家の人たちの心情を、本当に心配しています。

おとしゃんにとって、死ぬわけでもない病気にかかった家畜たちを、出荷できないから、伝染病だから、これが身過ぎ世過ぎだから、と殺処分しなければならない理不尽さ、悲しさは、想像に余りあるといいます。
だから、同じように動物たちに手を下す獣医さんの気持ちも、想像すると辛くなるといいます。

「昨日まで、治してやっていたんだからなぁ」
「宮崎のことって、本当にこれで他人事じゃなくなるのかなぁ」

麟を、保健所に託すかどうか…私がおとしゃんに話したときに、彼が言ったことばです。
おとしゃんは、安月給(ごめん)を動物たちにホイホイ分け与えてしまう私を、一度も責めたことがありません。黙って、動物たちを養うことに、協力してくれてきました(車の運転してくれたらもっとありがたいんだけど)
動物たちのことに関しては、私を信頼してくれてるんだろうなぁと思います。

私が、「麟の、おかしゃんになるよ」と言ったときも、「そうか、じゃ、麟の部屋の掃除しなきゃね」と言っただけでした。おとしゃんの心残りは、さつきに、さよならが言えなかったこと、です。

・・・・・・・・・・・・・・・・

さつき、幸せになるんだよ。

6月15日朝、私はまず、保健所の担当者さんに電話を入れました。

「昨日お預けした、ミニピンの子、私が引き取るということでお話していましたが、これが最後のワガママです。あの子を、保健所から譲渡に出していただくことにできませんか」

考えに考えた結論でした。
麟を、私の手元で生かすとしたら、私の負担をなりふり構わず、減らしていかなきゃいけない。
そのためにできること、なんでもしよう。まずは、人に甘えよう。

クウカイは秋に脚の手術です。としたら、めいっぱい手をかけ、心を砕く必要がある。
保護犬2頭は、とても無理です。
さつきが、どんなに短時間で我が家を巣立っていけるとしても、それまでにはたくさんのお金もかけてやる必要があります。麟には、できる限りの医療も受けさせてやらなければならない。できれば、行動療法の先生に意見だけでも聞かなきゃいけない。

さつきを、保健所のみなさんの手に託そう。あの子なら、私が手を離しても絶対大丈夫。

そう思えたのは、前日に見た保健所の人たちの笑顔と、中核市になって県から愛護行政をうけつぎ、できる限り譲渡を進めて行こうとしている、本気の姿勢でした。麟の処遇について語った担当者さんの、行政としての決断も、冷たいところは何一つ感じることがありませんでした。

さつきに手から餌をあげながら「この子はすぐにもらわれていくねぇ」と話していた係員さんたちの、長年のカンも間違いのないところだと思いました。「週末に迎えに行くよ」って、ウソをついちゃうことになるけれども…。

「では、普通の捕獲犬扱いで、通常の取り扱いにもどしていい、ということですね?」
「はい。もしお願いできれば。私、柴犬の子を、我が家で面倒をみてやりたいんです」
「わかりました。他の係と話してみましょう」

折り返し、担当者さんからは、
「では、こちらに任せていただきますね。あの子の医療記録などがあれば、持って来ていただけますか? こちらでの治療の継続の参考にしますので」
という電話がかかってきた。わがままを聞いていただいたお礼を言いながら、私は本当にほっとしていた。もしダメですと言われたら…そのときこそ、麟をあきらめよう、と思っていたからでした。
担当者さんが、私と一緒に麟の行く末について、心を痛めてくださっていたことが、よくわかりました。

次に私は、仕事の手配をしていました。
クウカイ1頭なら、私が夜遅かったり、泊まりがけの仕事に出たとしても、友人達に預けることが可能です。
ですが、麟は、しばらくの間は、おとしゃんにも任せることはできません。
保護してしばらくは、クウカイと2頭引きで散歩に出ていましたが、もうそれは冒すべからざる危険なこと。
麟の制御を身につけるまでの間は、麟だけは私自身で、1頭引きで散歩につれていかなければならない。
なので、在宅でできる仕事を増やしていただけるように、お願いしました。

まめだぬき…ではなくナナ
あたし、リンちゃんとは仲良しなの。なんだか私たち似ているの。顔もなんだか似ているの。みんなでお散歩行くの、あたし楽しいのよ。

ナナは私のところから100メートル先のおうちへ引き取られた子です。クウカイ小柄なマメダヌキ女の子のナナをきちんと受け入れてくれていました。なので、今でもナナのパパとママが忙しいときは、我が家でお預かりをしています。

ナナは、なぜか最初から麟を全く警戒しませんでした。それどころか、「実は以前知り合いだったんじゃない?」というぐらい、大喜びで麟を受け入れたんです。対犬の問題を抱えているはずの麟が、クウカイ以外に受け入れた数少ない犬の、そしてこれ以上ない貴重な1頭でした。(ちなみに、その他麟が受け入れた犬は、全員柴犬です!)

一緒にお散歩にいくことは麟にとってもとても良いことなのですが、私の手が足りません。なので、ナナのママにも事情を説明して、しばらくはお預かりはしないことにしました。

そして、最大の決断。

もう、私は、保護預かりはしません。
今後も、私のボランティア守備範囲の中で、捨て犬や迷い犬は出るでしょう。
ですが、すべてを最初から、保健所にお任せする覚悟がようやくできました。

最初は、可哀想でできませんでした。
迷った、捨てられた、それだけでも辛いのに、普通の家庭ではないコンクリートの施設に、たとえ1日であっても入れられなければならない犬たちが。そしてもし、家族の迎えがなかったら、そのまま恐ろしい死を迎えなければならないという前途に。

ですが、保健所の人たちと3年の間たくさんのお話をし、そしてこの数週間の関わりの中で、
「私が個人として抱え込むべきでないこと」
「行政といえども、人の心の集まりで動いていること」
を確かに実感しました。
そして、自分が手を離し、保健所の人たちの心ある働きを信頼して犬たちの命を託そう。
そう心から思えたのです。

可哀想だ、と保護活動をする人の中には、正直に言えばアニマルホーダーの気質のある人が、少なくありません。私自身、見過ごせない、拾ってしまう、抱え込んでしまう、無理をする。そういうたちですので、自分自身がアニマルホーダーにならないために、かなり自戒してきたつもりでした。

だから、預かった子は必ず全力で、できるだけ短時間で譲渡に出す。その信念を曲げるつもりはありませんでした。

安楽死すらさせられない麟を守ってやるには、「おかしゃんになる」以外にありませんでした。
だとしたら、保護という形のボランティアは、ここで打ち止めでいい。
クウカイやレイやめめの心身を守るには、麟を家族として受け入れる途方もなく大変なストレスと向き合ってやらなければなりません。ボランティアとして、という言い訳なしで、おかしゃんとしてみんなと向き合う。責任逃れはしない。

母になる、と決めたとき、とんでもなく自分が図太くなれる気がしました。

<もう一話だけ、蛇足で続けます^^;>








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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
脊髄反射でしゃべる。

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