今日もわんにゃん日和

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重く、辛く、いとおしく…

麟が、今朝、もとの保護主さんを咬んでしまいました。
保護主さん宅の犬はそばにはおらず、いつもかわいがってお散歩に一緒にきてくれる保護主さんひとりで、いつものように麟に挨拶しようと来て下さったのです。

口輪をかけていなかったのが悔やまれます。
何心なく、と見えました。いつものように、麟は保護主さんになでられようと近づいていき…。
次の瞬間、突如として狂ったように咬みつき、保護主さんの太ももと両手に流血する傷を負わせてしまいました。
そして、引き離されたとたんに、今自分が興奮した気配すら一切ないように、とぽん、と放心して座り込みました。
まるで、スイッチが切れたように。

カーミングシグナルもありません。
警告のうなりも、緊張もありません。
保護主さんの手についていたと思われる、相性の悪かった犬の匂いを嗅いだ瞬間、だったように思います。

レージシンドローム(突発性激怒症候群)の文字が、頭をかすめました。
もちろん、この診断は非常に難しく、脳内の物質の検査など、専門的に行える施設(こちらだと、東大です)での検査などが必要です。
ですが、レージであるかないかにかかわらず、この突然の攻撃性は、飼い主探しをするには、非常に難しいということになると思いました。

保護主さんは麟が咬むことを知っていてくださったので、すぐに病院へ行って手当をしてくださいました。
私は、麟のかかりつけ獣医になって下さっているO先生と、クウカイや猫たちのかかりつけのH先生に、お話をしにいってきました。

O先生は、

●まずは咬傷犬となってしまっているので、物事の順番としては、保健所に届出にいくこと。
●狂犬病注射の有無もわからない保護犬なので、保健所の裁定を尊重すること。(本来2週間の隔離)
●飼い主さんを探すにしても、犬の行動学を専門に学ぶ人でもない限り、リスクが高すぎること。
●レージであるなしにかかわらず、飼うのであれば行動学専門の獣医さんに必ずつくこと

以上のアドバイスをいただきました。
酪農学園大の行動学専門の先生に、伺ってみることなどはできるので、と申し出てくださっています。

H先生は、行動学にも知識が広い先生です。

●咬傷犬であるので保健所に相談は、もちろんしてください。
●咬みのきっかけが、ある程度定まっていることから、レージではない感じはある。
●レージであるとしたら、安楽死も視野に入ってくる。
●レージの有無にかかわらず、飼い主さがしは不可能に近いかもしれない。
●もし、飼うとしたら、口輪はもちろんのこと、犬歯の切除(咬合部分まで上下犬歯を切断)が妥当
●柴犬の大きさでは、流血で済んでいるなら幸いで、機能障害(神経や腱の切断などで手指などが動かなくなること)が残る傷を負わせることは珍しくないので、犬の福祉より人間の安全が優先
●東大で診てもらうことは可能なので、連絡は取れる

とのことでした。

……

私の犬であれば、どんな治療の選択でもしてやりたい。
ですが、この子は私の所有権にある犬ではなく、私が一生の面倒をみてやれる犬でもありません。
私は、どこまで麟に対して責任を取ってやればいいのだろうか。

麟の、上の犬歯は、実は両方とも欠けてしまっています。
最初は、削られているのか、ともおもいました。
よく見てみると(口元をさわられても怒ったりはしませんので)犬歯は先のほうが折れ、斜めにエナメル質が欠けているのがわかりました。なぜ、こんなことになっているのか、わかるような出来事が少し前にありました。

いつもの散歩コースで、フェンスの向こうに犬がいる、という場所があります(一般家庭ではないところです)。
一瞬、私が気を抜いたすきに、麟はフェンスに飛びかかり、フェンスをガッチリ咬んだのです。
そして引き離したら、またとぽん、と。

麟は、屋外で檻か金属製の囲いのようなものに入れられていた、またはフェンスのきわにつながれていたに違いありません。そして犬が通るたびに、興奮して柵を咬んでいた。犬歯はそれで折れてしまったのではないか…。
散歩もしてもらわず、ストレスをためにためて、何年かを生きていた。
麟の血液は、フィラリアてんこもりでした。それもうなずけます。

ボランティア、として。
麟のような犬を、心身ともにリハビリし、幸せにして新しいお家へ送り出してやることは、本当にすばらしいことに違いはありません。それで、犬も新しい飼い主さんも幸せになるのであれば。

ですが、一生続く行動療法(に、かかる手間と時間とお金も含め)、いつ他人や他犬に大けがを負わせてしまうかもしれないというリスク(賠償金や刑罰、心の負い目)、よほどのことがなければ預けることもできないという束縛、そういうものを、新しい飼い主さん背負わせてしまうのが、本当にところです。

いくら、私はいいですよ、この子の一生、ひきうけましょう! という天使のような方が現れたとしても…。
他人に、そのようなリスクと負担を負わせることは、ボランティアとしてすべきことではありません。

私が、麟を一生育てるか。
私には、クウカイの一生を担保してやり、猫たちの一生を全うさせる責任がすでにあります。
私の両手は2本しかなく、時間は24時間しかない。収入も限られています。

軽率な保護をした報い、という言い方はしたくありませんが(されたくない、のね、正直に言えば)
軽率だった、そして力が足りない私が麟にとってやるべき責任とは…。

本来の飼い主が、取ってやるべきだった責任…でもあるのでしょうね。

心に、重くのしかかる、けれど逃げるべきではないことが、ひとつずしりと沈んでいます。

今、麟はいつものスペースで、スヤスヤ眠っています。
私がそばを通れば、むっくり起き上がって、オヤツを期待して尻尾をぷりぷりさせるでしょう。

結論は、言葉にまだできません。
明日、とにもかくにも、保健所の獣医師と真摯に相談してくるつもりでいます。

ごめんなさい、コメント欄・トラバ欄は閉じます。
この件に関しては、さまざまな議論が百出するのはよくわかっています。
読まれる方に、苦痛を与えることも。
顔の見えない議論にしたくありません。ご容赦下さいね。
それが、麟への愛情だと私は信じています。










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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
脊髄反射でしゃべる。

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