今日もわんにゃん日和

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寝たきりにゃんこの介護がはじまった

おしっこ、うんち

手足がほとんど動かなくなってしまったレイちんは、自分の身に何が起こっているのか、そりゃわかるはずもない。夕べあんなに啼き喚いたのも、痛いとか苦しいとかより、突然どうにもならなくなった自分の体に、おびえて困り果てて、という感じではなかっただろうか。

一夜明けた2月21日、湯たんぽと毛布やフリースで作った寝床の中で、身動きできないレイちんは、それでも誰かが撫でてやるとかすかにごろごろ喉を鳴らした。抱き上げると、どこかが苦しいのか、おお~う、おお~~う、と文句を言うような声をあげる。抱きなおしてやると、啼き止んですぐにごろごろ言い出す。失禁に備えて、オシリにはペットシーツをあてがってあるが、オシッコをしたようすがない。

麻痺は、手足だけなのか。問題はそこだった。もし、自力で排尿・排便ができなかったら・・・垂れ流しになるのであれば、それはまだしも、シマツができる。大変だし臭いだろうけれども、性能のいい消臭剤も、赤ん坊用のオシリ拭きも、あたたかいタオルも用意はできる。
だけど、オシッコやウンチを自分で出せなくなっていたら。。。しぼりだしてやるのか。それとも留置カテーテルか、毎日病院へ行って出させてやらなければならないのか。。。

食べられないのは、強制給餌も、点滴もあるだろう。でも、出せないのは、致命的だ。
そもそも、食べることも排泄することもできないということは、自然界では即、死を意味する。人間ならば、どんなふうにしてでも生きたいとか、生かしたいという意思がそこにあるかもしれない。だけど、動物って、どうなんだろうか。。。

ものすごく痛くて苦しくて、それが長く続きそうで、治る見込みがないのなら、安楽死させよう。
だけど、レイちんには、今痛みはない。苦しくてのたうちまわってるわけでもない。
ただ、体が動かなくてウンチやシッコができない。これから回復するのかもまだ未知数。
考えずにはいられないけれども、今は考える時じゃないのだろうと思う。

病院へ行くためにベッドからだきあげようとして、レイちんのオシリのあたりに手を差し込んだら、なぬやらぬれている。びしょびしょのウンチだった。下痢をしているのだ。オシッコはやはりでていない。びしょびしょウンチは、量はそれほどではないが、断続的に出てくる。ウエットティッシュでふき取ってやる。オシリにはきれいなペットシーツをあてがい、母に抱いてもらって出かけた。

脳炎の疑い、濃厚

発作がおさまり、鎮静剤が切れたあと、多少は動きが良くなっていたら、そうH先生も思っていたようだが、レイちんの様子を見て、眉を曇らせた。
脇の下をかかえて抱き上げると、四肢をつっぱってはいるのだが、体幹に力がはいらず、ぐにゃぐにゃとしたまま、頭がだらりと下がりっぱなしになった。

人間の生まれたての、首の据わってない赤ん坊でも、脇の下をささえてうつぶせにすると、頭をそらそうとするのだそうだ。哺乳類の、自然な反射運動らしい。それがレイちんにはみられない。反射を司る場所、つまり脳にダメージがある証拠。もし脊髄のダメージなら、肩から上は正常に動くことも多いそうだ。

脇の下をかかえて吊り下げられたレイちんは、びしょびしょウンチをH先生の白衣にひっかけてしまった。(^^;;;; 朝一番から、ごめんね先生。下痢は、腸の動きが悪くて、吸収できていないためだろうということになる。

瞳孔は開き気味で、瞬膜がかかっているが、左右差はなく、反応もちゃんとある。啼けるので喉は問題なさそうだけれど。看護士のMさんがシリンジでやわらかい餌を口におしこむと、イヤイヤはするけれども、口の中のものはなんとか飲み込んだ。誤嚥の心配がないので、水や餌を与えていいということになる。高栄養食を、12CCのシリンジでできれば一日四本分、食べさせてみて、といわれる。

オシッコは、しぼることができるけれども、尿道の細い雄ネコは難しいそう。雌は比較的楽なのだそうだ。今のところ、膀胱はパンパンではないので、一日、様子を見てどうしてもダメなら明朝一番でしましょう、しぼるのが難しければ留置カテーテルになるという。予想通り。

ステロイドと補液で、おこっているであろう脳の炎症を抑え、1週間様子を見ましょう、ということになる。予後は、それから考えようと。どこまでレイちんが回復してくれるか。ステロイドがどこまで効くのか。その間、再発したりしないのか。なにもかもが、五里霧中のままだ。

いつも、ピンとたてて得意げに歩いてた尻尾も、今はこわばっている。動くことは動くけれども、自分で巻くこともできない。しなやかで敏捷な生き物のおもかげが、みじめに失われている。
ふだんならば、治療が終わるやいなや、ケージに飛び込むレイちん。今は、毛布にくるまれ、ぼんやりした目は焦点がちゃんと合っていないようにみえる。

オシッコが出た!

帰ってきて、また湯たんぽのベッドに寝かせる。オシッコは半日以上、ウンチがまる一日近く出ていないとすれば、ずいぶん気持ちがわるかろう、と思う。とくに、昨日と今日、大量の補液をしているから、オシッコしたくないはずはない。人間だって、点滴に繋がれるとオシッコは大量に出る。それをベッドにしばりつけられて、安静言い渡されて、カテーテル入れられるのははっきり言ってサイアクだ<経験者は語る。。。

しばらく温かそうに寝ていたレイちんが、むおお~う、なお~う、と啼き始めた。何か不満なことがあると啼くらしいことがわかってきたので、「どうした~?」と少し起こしてやると、自由にならない前足をなんとか動かそうとする。もしかして。

抱き上げて、トイレのすぐそばに下ろしてみる。ちゃんと腹ばいになることすらできないレイちんが、トイレのほうにむかって、必死で首を差し伸べ、前足を伸ばしてグーパーさせた。体じゅうが、ぐらぐら、がくがくと揺れる。トイレに行きたいのだ。
こんなになっても、自分でトイレに入って、用を足したいのだ。

抱き上げて、トイレの砂の上に座らせてみる。座らせるといっても、後足を折って座り、前足をつっぱって体を固定することなど到底できない。砂の上でぐたりと横になって、頭を砂の中に突っ込みそうになるので、左の二の腕で両方の前足と首をささえ、肘から掌を使っておなか側を支えてやる。右手で後足をまげてどうにか「お座り」の格好に近づけて、私が中腰になって支えてやる。オシリをうまく持ち上げてやれないので、シッポはひきずったままだ。普段ならシッポは汚れないように上げている。

レイちんのおなかが、ぐっ、ぐっ、と力むのがわかる。ただ、オシッコやウンチがでているのかどうか、よくわからない。レイちんの顔は、なんだか真剣になっている。しばらくして、オシッコの臭いがしてきたので、そうっと抱き上げてやると、砂が直径6~7センチ、ぬれて団子になっていた!! 大量のオシッコが出たのだ!!やったじゃん! レイちん!

オシリを砂の上につけて座らせてしまっていたので、オシリとシッポの毛に、ぬれた砂がたくさんくっついて、ふき取るのが大変だったが、(そしてかなり臭かった。。。濃いオシッコなのと、ビタミン剤のせいらしい)レイちんはすっきりしたとみえて、なにがしか満足そうにベッドに横たえられていた。

ともあれ、自力排尿が可能なのだ! 便のほうが出れば、さらに安心だ。
やっとほっとした。やれやれ。これがなにより、一番だ。

今使っているトイレの砂は、おがくずが原料で細かくて臭いをよく取ってくれる上に木の香りがして気に入っているものだが、茶色いのでオシッコの色がわかりづらいのと、ぬれると毛についてしまうし、足が砂だらけになってしまうので、紙製のペレットの大きなものに変えることにした。においの吸収がよくないし、軽いので飛び散りやすく、普段は撰ばないものだが、今のレイちんにはこのほうが衛生的だし、オシッコの状態もよく見える。臭いのほうは、クウカイ用に買ってきた消臭剤(クウカイがじきにトイレを外でしかしなくなったので、今は猫たちのマーキング用に使っている)にがんばってもらうことにしよう。

餌のほうは、シリンジに半分ほどをやっとこさ、飲み込んでくれた。高カロリー食の缶詰は、人間でも食べられそうな、いいにおいがする。チキンとターキーのペーストだ。食べなれないものはまず口にしてくれないレイちんだが、やはりおなかはすいているのだろう。舐めようとはするのだが、途中で疲れてしまうらしい。そうだよね。体が参ったときって、食事がものすごく大変なことに感じるのは、人間だってネコだって、同じなんだと思う。少うしずつ、でいいから、食べてよね。

回復の兆し

一時間おきぐらいに、レイちんを見舞ってやる。部屋に入って「レイち~ん」と呼ぶと、むぉう、と小さく返事をする。ソウジはいつだってお返事ニャンコなのだが、レイちんが返事をすることなんて、金輪際なかった。いいとこ、耳の先をぴこぴこさせて「聞こえてるよ」と「言って」みせるだけだった。お前、ちゃんと返事できるんじゃん。

夕方6時ごろ、ベッドの上でまたもぞもぞと動きたそうにするので、トイレの近くにつれてきてやる。頭を必死で持ち上げようとするが、グラグラガクガク、ぶるぶる。人間でも、脳梗塞とかのあとで、麻痺がでるとこうなるよね。力を入れて支えるという指令が、ちゃんと手足に伝わらないからだ。
紙のペレットを入れてやったトイレは正解だった。支えるのが下手で、オシリやおなかがついてしまっても、汚れることがない。

今度は、オシリをぺったりつけないように浮かしぎみに支えてやる。いくら動物だって、見られたくはないだろうが、オシッコがちゃんと出るかを確認する。おなかがなんどかいきみ、オシッコが勢いよく飛び出した。じょーじょーじょーじょー、大量だ。そのうち、オシリからウンチも飛び出した。今度は下痢ではなく、きちんと形のある、親指大のが、すぽんとキレよく飛び出し、おっこちた。

「よかったね~、レイちんよかったね~! 気持ちよかったでしょう、すっきりしたでしょ~!」
赤ん坊用オシリ拭きでオシリを拭いてやり、ベッドに寝かしつけてやると、レイちんは目を細めてごろごろごろごろ、嬉しそうにしていた。やっぱり、排泄は基本なのだ。

そして、夜中、ツレアイが帰ってきて一番にレイちんを見舞いに部屋に入ってきた。
丁度、レイちんはまたトイレに向かってもぞもぞ動きたそうにしたところだったので、ツレアイにも手伝ってもらってレイちんをトイレにおろし、座らせて支えた。そのときだ。

まったく力が入らなかった前足が、両方ともぐっと砂を踏ん張ろうとしたのだ。
そして、ぐらぐらぐらぐらしながら、ぐんなりしていた頭と首をわずかに持ち上げたのだ。
自力で、排尿の姿勢を取ろうとしているのだ。少なくとも、その姿勢をとろうとする気力が戻ってきている。そして、ほんのわずかだけれども、体の自由が、戻ってき始めているのだ。
ステロイドが効いているのだろう。

用を足させて、布団の上におろしてやると、少しだけ手足を動かして、楽な姿勢になろうとするのがわかった。それまでのだらんとして、そのくせ妙につっぱった不自然な姿勢が、楽そうに、やわらかくなってきている。

よかった。この子は、生きようとしている。

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中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
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2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

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茶トラの中の茶トラ
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福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
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