今日もわんにゃん日和

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食欲の大波小波


ストレスがスイッチ?

ソウジをバスケットに入れる。いまのところ、週に2回ぐらい、輸液するためにH先生のところに通っている。抱き上げるたびに、ソウジは軽くなる。あんなに大きくて重かったソちゃんが、かるがると持ち上がる。骨ばったお尻は、私の掌にすっぽり収まってしまう。

私に抱き上げられると、薬を飲まされるか無理やり餌を食べさせられるので、ソウジはにゃあにゃあ啼いて抗議する。その声も、張りを失いぎみ。手足を突っ張る力も、容易にバスケットに押し込まれてしまう程度になってしまった。

前は、ソウジを入れたバスケットはずっしりと重く、「よっこいしょ」と声をかけないと腰を痛めそうだったのに。今は、軽すぎて揺らしてしまわないように、そうっとそうっと、運んでいる。

車の中では、前は啼き通し啼いていたのに、最近はときおり、こちらから「ソちゃん?」と声をかけないと不安になるほど、黙っている。黙って、車の振動に身をゆだねているのだろう。やはり、車を極力揺らさないように、そうっとアクセルを踏み、ブレーキを踏み、クラッチをつなぐ。

そんなにしても、やっぱりまだ輸液に通うのは、輸液の後は、いくらかでも食欲が出て、気分がよさそうになるからだ。不思議なことに、ソちゃんの食欲のスイッチはストレスと背中合わせについているらしい。

猫の食欲スイッチが、快感に伴っていることが多い、ということは、前回H先生から聞いて、たしかにお散歩やマッサージのあとに、わずかながら食欲が出ることがわかったところだった。ところが、お散歩やマッサージの後よりも、強制給餌の後とか、病院から帰って来た直後に、いきなりものを食べだすことに気づいた。

病院から帰って来てバスケットから出したとたんに、何を思ったかレイちんの残したご飯の器に顔をつっこみ、えらいイキオイで残り物を平らげてみたりする。といっても匙に一杯かそこらだけれども。

H先生にそう言ってみると、
「ソちゃんの場合、イヤなことがあると、口直し口直し! っていう感じで、スイッチが入るんでしょうね。輸液そのものにはトクベツなものは入ってないけれど、その意味でも効き目はあるのかもね」
とのこと。強制給餌するたびに落ち込む私に、
「猫は、気分だけで食欲が落ちる動物だから、強制給餌しても大丈夫ですからね、吐かない限りは。ソちゃんは、強制給餌されても、あとがケロッとしてるでしょう? この子はそういうストレスには強いよ」
と言ってくれた。

裏付けるように、ソウジの体重の減りが、わずかながらゆるやかになってきているのも私を勇気付けてくれる。

ソちゃん、6月1日現在、3.75キロ。

少しでもおいしく

ソちゃんの食欲のスイッチが、いくつか見つかると、強制給餌以外でいかに食べさせるか、というか、いかにおいしく食べさせるかが課題になってくる。猫だって「おいしい」というものは良く食べるわけで、ここまで食欲が落ち、体力が落ちているこの子にとっては、それはものすごく大切なこと。

話がずれるが、これだけ好き嫌いの多い猫という動物に対して、ペットフードメーカーの努力はものすごいなぁ、と思う。添加物だのなんだの、攻撃されることも多いペットフード、猫餌だが、「食いつきがいい」ということに関しては、ものすごく研究されているな、と思う。手作りで魚や肉やかつお節をグツグツ煮たりしてみても、猫には砂をかけられてしまうことも多いし、やっぱり「お刺身と猫缶にはかなわないね~」になってしまう。

まぁ、猫缶はとくに、塩分も味付けも濃い目にできてて、普段からふんだんに与えたいとはちょっと思えないところもあるのだけれども、もう「好きなものを食べていいよ」になっている末期の子に関しては、選び放題選べるところが実はありがたい。

汁気があるもの、ないもの。とろっとしたスープ状のもの、ゼリーになっているもの、ペーストのもの。
噛み応えのある大きめカットから小さなほぐし身のもの。角切りの大きさも様々。かつお節味、それにしらすが入っていたり、なまり節が入ってたり、ホタテやカニやタイやひらめの舞い踊り。

食糧不足で死んでいく人間の子供がたくさんたくさんいるのに、猫ごときにこんな贅沢なものを食べさせていいんだろうか、という疑問は常にどこかにあるものの、今現に、なんとか食べさせなければ明日あさっての命が保障できない「わが子」を守るために、世界的規模の視野はとりあえず捨てることにする。

昨日喜んで食べたものを、今日も食べるとは限らない。昨日まで食べられたものを、今日も食べられるとは、これまた限らない。

昔、ソちゃんは、でかい骨付き肉であろうとなべの中から盗み出し、秋刀魚もアジも、骨ごとバリバリ食べまくっていた。その頃は、ペースト状の缶詰なんて、見向きもしなかった。食欲が落ち始めた今年の初めごろは、なんとなく切り身やほぐし身のほうを喜ぶようになっていた。さらに、2~3週間前は、猫缶のゼリー状の部分をつるんと飲み込むのが、お気に入りになっていた。

口の中の腫瘍も日に日に大きくなる。幸い、新しい口内炎はできていないようだが、飲み込みづらいのか痛いのか、口の中に入れたものを、顔を振ってそこらじゅうに飛ばしてしまうようになっている。

2、3日前、とろっとしたスープの中に魚の身がほぐして漬け込まれている缶詰を、ゴロゴロ喉を鳴らしながら喜んで口をつけた。ところが、スープはぺちゃぺちゃやって飲めるのだが、魚の身のほうは、口に入れると飲み込めずに残してしまう。これではもったいない。

缶詰の半分を、少量のスープと一緒にミキサーにかけて、どろどろにしてみた。完全な流動食だ。以前ならば、「こんなのいやだよ~」とばかり、またいで通ってたはずのソちゃんが、そのどろどろを喜んで舐めてくれた。

同じどろどろでも、a/d缶は今でもやっぱり、あまりスキではないらしい。ただし、今のところ一番栄養バランスが優れているのはこれになってしまう。いくら「好きなものを」といっても、市販の缶詰だけではどうしようもないので、a/d缶をスープで溶いたものは、強制給餌用に決めることにする。

生卵の黄身は、舐めてくれればOKなのだが、これも気分で変わってしまう。また、生だと消化不良気味になってきたこともあって、塩気のないゆるい卵豆腐を作って、これも強制給餌に使うことにした。

缶詰をゆるめたり卵豆腐に使うスープは、クウカイ用に買っている鶏の骨ごとミンチや牛骨を、圧力鍋で煮出して作る。脂肪分は冷ましてからラップを表面にあててアクと一緒にきれいに取ってしまうので、カロリーは低めかもしれないが、冷たくすればゼリー状に固まるぐらい、タンパク質は豊富だ。ちなみに、人間用の料理にもクウカイのおじやにも使うので、多量に作っても無駄にはならない。コラーゲンたっぷりでおいしいよ。

猫用には、このスープをお玉いっぱいぐらい器に取り、それにかつお節を入れてレンジで熱くし、かつお節を漉して取り除く。猫が好む香りになるので、イヤな療法食も、少しはマシになるだろう。

「美味しいもの」を小皿にとりわけ、それからa/dや卵豆腐などをシリンジに入れて強制給餌する。タオルで巻かれて口にシリンジを突っ込まれてるソウジの目は、ものすごく怒ってる。なだめたりすかしたりして、どうにかシリンジ1本を飲ませ終えると、「よくがんばったね~、えらかったね~」とほめながら、口の周りや胸元を拭いてやり、「美味しいもの」の小皿の前に放してやる。

ソウジは、「やれやれ、ひどい目にあった。口直し口直しっと」と、小皿の中身を一心になめる。

脚の麻痺

今のところ、そうやって少しずつでも食べさせられてはいる。だけど、それでもぜんぜん、足りてないのは目に見えている。本当なら、病気と闘う体力をつけるぐらい、食べさせたい。だけど、それは到底ムリなことだろうと思う。

ソちゃんの病気は、治ることはないのだし、苦しみを長引かせることになりはしないか、それだけは心配。だけど、今ソちゃんは、トクベツ苦しいわけじゃない。ひなたぼっこを短時間楽しむ気もあるし、今日のように薄雲りでも風が気持ちのいい日は、ベランダでうつらうつらするのが気持ちいいらしい。

数日前から、後足に突発的な麻痺が出るようになった。
突然、後足が利かずによろよろ倒れてしまう。レイちんが倒れたときと症状が似ているので心配なのだが、病院でも、「神経かもねぇ。。。でも脳なのか、背中の腫瘍から来ているのか、ちょっと判断がつかないですね」ということになっている。幸い、ほんの数分で普通にもどるので、高いところに登らせないようにして、様子を見ている。もっとも、高いところにもあまりあがらなくなってしまったが。。。

普段でも、足取りはしっかりしているとは言いがたい。
ところが、時折、急に走り出したりして、びっくりさせられる。

ソちゃんは、苦しいとも痛いとも言ってくれない。だから、様子を見ているしかない。
口の粘膜や舌は、ひどく色が薄くなって、貧血が進行していることがはっきりわかる。
血液検査を頻繁にしても、意味はないだろう。打つ手はないのだから。

ソウジの腫瘍が見つかってから、3カ月が過ぎた。

今日もまた、少し楽しいことがあったね。美味しいものが食べられたね。
そうやって、ソちゃんは今日一日、一日と、生きている。

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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
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