今日もわんにゃん日和

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いのちの円環


我が家の庭は、主に母に拠る丹誠で、緑のジャングルと化している。私はといえば、伐採係と害虫駆除係を自任している(笑)。害虫駆除は、できるだけ薬物に頼らないことにしている。今年なぞは、日照不足と湿気のせいで、そこいらじゅうケムシアオムシイモムシのオンパレードで、鉢や地面から掘り出したヨトウムシの四齢幼虫数知れずだ。

だけど、キンモクセイの若葉を食い荒らし、食べかけの葉を汚くつづり合わせたメイガの幼虫を、どこからともなく現れる小鳥たちが目ざとく見つけては巻いた葉の中から器用に引きずり出し、得意げにくわえて行く様子を眺めたり、ベランダの下に巣を作ったキアシナガバチがせっせと巣を拡大して、巣穴の中の幼虫たちにアオムシをくわえて戻るのを見ていると、やっぱり薬は撒けないな、と思う。

「害虫」という概念は、人間だけのものだ。ほかの動物や昆虫にしてみたら「ごちそう」だったりする。

食われている当の植物だって、本当に「害」だと思っているかどうかなんてわからない。蝶や蛾の幼虫は、葉を食い荒らしはするけれども、成虫になると受粉を助けたりする。だから、あんまり食われると「それ以上はやめてよ」と自分でタンニンなどの「毒」を出して、ご退散願うことだってしているのだ。

春まだ浅い頃に、芽生えたばかりの植物の上には、小さな小さな、かぼそい鎌を持った蟷螂の幼生がいる。植物が生い茂ると、その中にすみついて、飛んでくるご馳走を次々にむさぼる。最初は、ユスリカとか、ブヨとか、小さな小さな虫。一匹食べるたびに大きくなって、真夏には私の掌の巾ぐらいの全長に成長する。

庭からゴーヤと朝顔の蔓をつたって二階のベランダの手すりに陣取った大蟷螂。ふと気がつくと、彼女(たぶんこの個体はメスで、あと1~2ヶ月のうちに産卵するのであろう)の足元には、色鮮やかな蝶の羽と、ぎざぎざした昆虫の足が散らばっていた。

チビ猫を失って、ここ数日呆然としていた私の目に、その光景はやたらに鮮やかで、目が離せなくなるような強いものだった。

泡のような卵から孵る蟷螂の子たち。成長して蝶を捕らえて食べたこの蟷螂。やがてこの蟷螂が産むであろう卵。そこから孵る蟷螂の子たち……。

鮮やかな色を残す蝶の羽は、一瞬の生の残照でしかない。
この蝶は、子孫を残しただろうか。たぶん、残したであろう、と思う。庭のどこかの植物の葉の裏に。
孵る青虫は、そのまま大きくなって成虫になるのでなければ、鳥たちの餌食になり、雛鳥を育てる糧になるだろう。

命の円環から外れた自分と、猫や犬たち。
自然界の輪廻から取り残されることを、選びたかったわけではないのだけれども。
私は、いい。だが、命の円環を逸脱させざるをえなかった動物たちは。
せめて、土に還してやりたい。そんな風に思う。

骨壷が、三つになった。一つは、湯のみほどの大きさしかないけれども。
いつか、その中身を、土に撒いてやろうと思っている。
小さな逸脱を、自然界の大きな還流がまた、呑み込むように。

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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
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