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キシリトール毒性・日本獣医学会の見解


ちょっと遅くなったのですが、まずはこちらを御覧下さい。

社団法人 日本獣医学会の、Q&Aのコーナーです。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/10_Q%26A/i20061025.html

キシリトールに関して、AVMAの発表があったにもかかわらず、なんだかみんな、あんまり気にしてないぞ、もうちょっと真剣に気にしたほうがよかないか!? と思った私が、実は生意気にも、学会に質問出してしまったんです。
私のブログで取り上げることを、学会には許可をいただいてます。
結果として、キシリトールには、飼い主も獣医ももっと注意すべきだ、というご意見をいただきました。
だけど、私は実は、いただいた答えに全面的に満足してるわけじゃないんです。
といって、めっちゃ不満ってわけじゃないですよ。もう少し、補足が必要では? って思った。


(質問1:貴学会ではアメリカでの発表をどのように受け止められていらっしゃいますか。また、飼い主は、どのように考えたらいいのでしょうか。)



キシリトール中毒についての質問ですね。確かにキシリトールによるイヌの中毒例が報告されており、米国ではキシリトールの使用に注意するように呼びかけられています。日本ではキシリトールによる症例はわずかで(1例)、まだ大きな問題としてとらえられていません。


   日本で報告されたのが、まだ1件ということですが、これは「あった数」ではないです。あくまで   も、学会に報告があった数なんです。AVMAの報告の続報
   http://www.avma.org/press/releases/061001_xylitol.asp
   でも、アメリカ動物虐待防止協会内の動物毒性管理センターでの症例が、2004年に70例、2005年に
   170件、2006年8月の時点で114件と増加の傾向にあるが、しかしこれが氷山の一角なんだというこ
   とを述べています。
   

キシリトールにはヒトおよび実験動物に対する毒性はほとんどありません。しかし,次の条件が揃った場合は,重篤な症状を起こす可能性があります。1) シュガーレスのガム,ケーキ,菓子類で,キシリトールを甘味料に使っている場合。2) キシリトール含有量の高いものではチューインガム1~2枚の摂取でも起こりえます。 ただし,他にブドウ糖源がある場合は比較的起こりにくいようです。


キシリトールで低血糖を起こしても、ブドウ糖が別にあれば、下がった血糖が上がるので、重い症   状が出なくてすむ、ということだと思います。


これには,ヒトとイヌの代謝・感受性が異なることが関係します。キシリトールと砂糖の甘味は同程度ですが,キシリトールにはヒトでは血糖値上昇やインスリン分泌促進作用がほとんどないので,砂糖の代用が可能です。しかし,イヌではキシリトール投与後(経口および注射),著明なインスリン分泌促進作用がみられます。


    (経口および注射)とあるところに注目。
    人間がキシリトールを使えるように研究する過程で、犬に対する投与実験が行われた、という意    味です。つまり、犬がインスリンの急激な分泌によって低血糖になることは、当の昔にわか    ってたっちゅーことなのです。

    じゃ、なんで、犬のオヤツ(こないだは、フードにも含まれてるのを発見!)にキシリトール入    ってるのよ!? (ってこれは、獣医学会に怒ってるわけじゃないですけどね)


その結果,インスリンの強力な作用により逆に血糖値が急激に減少し,低血糖症状が起こります。その症状はキシリトール自体の毒性ではなく,低血糖による症状です。


「低血糖を引き起こす」ことは、決して健康な状態ではないはずです。
    これは、毒性と表現して間違いないのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか?
    しかし、その作用によって引き起こされる症状で死ぬことがあるとすれば、十分毒性でしょ       う。
    屁理屈こねるようですが薬には量を間違えれば死に至る毒性を持つものがたくさんあります。
    臨床試験で投与量と毒性を調べる試験では、副作用を「毒性」と表現してます。


治療にはブトウ糖の点滴や食餌をこまめに与えるなどの処置がとられますが,虚脱や糖への無反応状態に陥ると生命の危険があります。
最近、わが国においても動物用のケーキや菓子類が増えているので、今後こうした事例が増える可能性が十分考えられます。したがって,ヒトに安全なものでも動物には危険なものもあるので,安易に与えてはならないことを獣医師や飼い主に知らせる必要があると思います。


    どうか、学会などが呼びかけていただけないか、と思っています。
    学会の指導があれば、獣医さんも飼い主さんに話してくれるのではないでしょうか。
    今は「100パーセントの犬がキシリトールで具合が悪くなるわけじゃない」でしょうが、
    逆に、どんな犬にも可能性がある。
   
ついでに、キシリトールだけでなく、さまざまな砂糖の代わりの甘味料で、同じことが起こ
る危険性があると、AVMAでも指摘してました。



(質問2:犬にはキシリトールはもともと不要(虫歯にならない)という意見を読みましたが本当ですか?)
 


確かに犬はほとんど虫歯になりません。これには唾液などによる口腔内のpHが関係すると考えられており,キシリトール使用の必要性はあまりないように思われます。



要するに、いらないものが、さも必要でとても良いもののように宣伝されている
という
    ことにほかなりません。確かに、ワンコの虫歯って、あまり聞きませんね。ないわけじゃない
    のかもしれませんが、歯石がたまって大変なことになるというのとは別問題。
     だから、ワンコガムに歯石除去効果はあってもいいけど、虫歯予防効果はいらん。


(質問3:犬用のお菓子やフードの毒性については,行政のどこが監視・管轄しているのでしょうか?)



現実問題として行政によるフードなどの規制は行われていません。業界による自主規制がありますが,罰則はありません。ただし,PL法など一般的規制は受けると考えられます。


    PL法とは、製造物責任法のことです。要するに、キシリトール入り犬オヤツをワンコが食べて、
あきらかにそれによる健康被害があった場合は、製造物責任法に従って、製造者の責任     の有無を問うことになる、ということですね。

    ペットフードには、「ペットフード公正取引協議会」
    http://www.jppfma.org/koseitorihiki/koseitorihiki-set.html
    というのがあって、品質管理などの自主規制を行っていますが、ここでいうペットフードの定義    に、外れるものとして、

   
    水だけ(水に栄養物質や嗜好性物質を加えたものは、ペットフードに含まれます。)の飲料水、
    イヌ・ネコの遊び用おもちゃとして利用される動物の皮、骨、腱等の材料で出来たもの、
    動物又は家禽類等の肉及び副産物を何らかの加工や添加もしない冷蔵或いは冷凍品、主食でも
    副食でもなく栄養補助剤のように、ある時期に特定の目的で使用されるものをいいます。


っていうのがあって、オヤツがこれに含まれない可能性が、あるんですよね。
    オヤツの表示をみると「ペットフード」と書かれたものと、書かれてないものがあります。
    書かれてないものって、本当に規制とかないのか!? ってちょっと怖いんですけど。
    その辺はまだ、調査不足なのでこのあたりにしておきますが。


(質問4:万が一,キシリトール(だけでなく,フードやお菓子に含まれる物質)で,何か障害がおきた場合,飼い主はどうすればいいのでしょうか。)



緊急治療を要する場合は,専門医(獣医師)に状況を詳しく伝えて,診てもらうことが必要でしょう。それ以外の場合,近くの獣医師会に相談してみてはいかがでしょうか。


    これは、実は獣医さんに行った後のことを想定した質問だったのですが、質問の仕方が超悪くて
    意図が通じてなかったみたい(汗)
    要するに、かかりつけの獣医さん以外に、誰か相談に乗ってくれる人はいるかどうか知りたかっ    たわけですが、これはいないんだなということで納得したほうがいいかも。


つまり、オヤツやフードで何かあっても、飼い主の自己防衛しか、今のところないっていうこと。



店で売っていても、実は危険なモノがある!


ということを、飼い主は知っておく(キモに命じておく)必要があります。

最後に、AVMAのプレスリリースでは、低血糖よりも、肝障害について詳しい解説がなされていました。
キシリトールが原因で死亡した犬は、低血糖だけでなく、肝障害(肝機能不全)でも亡くなってます。(正確には、重篤な症状のため、安楽死させられている子が含まれます)
ただし、因果関係が、きっちりはっきりしているわけではないので、これからの研究が必要とされていますが、研究者グワルトニー・ブラント博士は以下のように言っています。


「犬が肝障害(肝機能低下)を起こすことを、私たちは案じています。低血糖に関しては、私たちは打つ手を持っています。しかし、肝障害(肝機能低下)を起こした場合、積極的な治療をしても、動物の命を救うことが難しいのです」


興味のある方は、以下の記事も合わせて御覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/ryokoshizaki/42399024.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ryokoshizaki/42432015.html


【記事=ブログ版@活字中毒倶楽部】(http://blogs.yahoo.co.jp/ryokoshizak

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