今日もわんにゃん日和

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私からのクリスマスプレゼント


これはね、ルナママさんに紹介していただいたんです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kaechanmamajp/9494702.html
本当に大切にしたい本を、紹介していただきました。
手に入れて、読んで、とてもすばらしいと思ったので、みなさんへのクリスマスプレゼントに紹介させていただきます。



『いのちの食べかた』
森達也 著  
理論社 2004年



この本を読んだことで、私の中にあった、いろいろなモヤモヤが、溶け始めました。

この本は、食肉にまつわるたくさんの問題を、小学校高学年ぐらいの子供にむけて語る形で書いた本です。
小学生向け、とはどこにも書いていません。
私は、大人こそが、一読すべき本だと思いました。

お値段は、1050円。
ネットで、ユーズドの本もありますので、もっとお安いかもしれません。
どうぞ、ぜひ、手に取ってください。
120ページちょっとしかありません。
字も大きいです。
とても、とても読みやすいですから、ぜひ。

☆…☆…☆…☆

以前、毛皮の問題を、ここで取り上げたことがあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/ryokoshizaki/43629950.html
生きながらに毛皮をはがされ、想像を絶する苦痛の中で、まだ生きていた動物たち。
そのむごさ、恐ろしさ、人間の業の深さ。

記事でそのことを語ってから、私は、「では、食肉の問題は?」と問いかけをしました。
どこに、落としどころを持ってきたらいいのですか? と。
たくさんのたくさんの方に、コメントをいただきました。

その後、食肉の問題について、なんども書きかけては止めました。
あちらこちらのブログで、食肉にされる動物たちの、屠場での映像につながるリンクを見ました。

むごいこと。それは、毛皮のときと、なんら変わるところはありません。
だけどね。お肉の問題は、その映像だけで、語ることはできないのです。
もちろん、毛皮もそうかもしれないですが、食べる、命を命の糧とすることは、より複雑です。

食肉については、動物の命と人間の命の問題のみならず、動物を殺す人間の歴史、民俗、民族、宗教、 それらをひっくるめた文化、たくさんの問題が結集しています。その問題は、輪の形をなしていて、その一部が欠けてしまうと、偏った解釈になってしまう。

だから、書けないでいました。

☆…☆…☆…☆

食肉の問題の中で、私が書けなかったこと。
自分が、それを書いてよいのかどうか、どうしてもわからなかったこと。

それが、食肉の仕事にたずさわる人たちのこと、そして、その人々の背後にある、部落差別の問題(同和問題)について、でした。

関東の方で、比較的若い方は、部落差別の問題が日本にあることを、知らない方もいると思います。
私が育った関西では、ごく日常の、そして根が深く、難しい問題でした。
なんどか、学校に、「同和教育」の名の下、被差別部落であったところの人たちが、話をしにきてくれました。「知って欲しい」と。

だけど、知ることで、差別がなくならなくなる、という考え方が一方にありました。
差別をなくしたいならば、知らせなければよいではないかと。
「知らなければなくせない」という言葉の意味が、それから30年たった今でも、私にはよくわかっていませんでした。

この本を読むまで、わかりませんでした。

☆…☆…☆…☆

この本には、食肉にかかわるすべての問題が、順序だてて、ひとことひとことを大切に書かれています。
そして、なぜこの問題を知らなければいけないか、が書いてあります。
「知る」ということ、「考える」ということ、「目をそらさない」ということの大切さが、書いてあります。

だれにでも響くであろう、とても平易な、あたたかい言葉で、書いてあります。

森達也という人は、テレビディレクター、映画監督をしている方です。
そして、これは非常に優れたメディア論でもあります。

ドッグパーク問題で、メディアのあり方について、考えさせられました。
自分の問題としても、考えさせられました。
その、ひとつの答えが、ここに書かれてあったことに、私は驚きました。

正直言って、こんなによい本があって、私はほっとしました。
この本を紹介することで、私の言葉で、食肉の複雑な問題について、語らずに済むから。
大変、卑怯なようですが。

匿名のブログで、語れる(語ってよい)問題と、そうでない問題はあると私は思います。
肩の荷が下りた気がしました。
だけど、この本をぜひ、紹介しなければ、と思いました。
せめて。

☆…☆…☆…☆

私は、毛皮の問題で、動画を配信しているサイトの運営者たちが、ベジタリアンになることを推奨していることを知り、その理論も読みました。

だけど、「命を奪うならば、食べなければ良い、人間にはその智恵がある」という考え方は、私の考え方とは相容れません。もちろん、その考え方を否定するものではありませんが、それだけですべての問題は解決しない。

まずは、たとえ私がベジタリアンになっても、私はクウカイとレイに肉や魚を食べさせねばなりません。
彼らは、肉食動物ですから。

また、目に見える大きさの動物を食べなくても植物も微生物も、みんな命です。
それを奪わなければ、誰も生きてはいけません。

命は、命を奪うことによって円環していることに、かわりはない。
そこに、人がかかわっている。人だけが持つ、さまざまなことが、かかわっている。
だから、とても難しく思えるし、ややこしい。

だけど、考えることを止めちゃいけない。
この本を読んで再認識しました。


(前略)殺されて嬉しい「いのち」などありえない。幸福なはずはない。
 僕が書きたいことは、彼らを殺しているのは、君であり、僕であり、僕たちすべてなのだということだ


今夜、うちの食卓には、お隣からおすそ分けでいただいた、大きなローストチキンのモモが乗ります。
とても、おいしそうです。いい香りがしています。

クウカイのごはんも、今夜はチキンです。
レイちんのごはんも、上等のささみ缶です。

手を合わせて。
「いただきます。」

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プロフィール

中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
究極のお膝にゃんこ
FilVプラス
2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
香川県高松市で保護
くちょ真面目むぱぞう
9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

【麟】
柴犬去勢済み♂
推定2006年生まれ
近所の公園で保護
趣味・おとしゃんを齧ること
クリッカー柴の道を驀進中。


【キララ】
MIXメス 2004年生まれ。
もと福島の被災犬
面倒見がよく物見高いお嬢様
セラピードッグ、AAEの
わんこ先生として活動していたが引退。

【ゴンザレス・チャーシュー】
MIX猫オス 年齢不詳
茶トラの中の茶トラ
特技はジャイアン系熱唱。
福島は新地町で保護される。
オスなのに乳腺腫瘍発症。
良性だったけどFIV+だし、
ウチの子決定。現在8.1キロ。

【サチコさん】
白柴系ミックス犬、推定15歳超
(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
得意技は「5歳若かったらただじゃおかない」ムキ顔。


【おとしゃん】
いろいろと忍耐づよき配偶者。
寛容だが犬扱いは依然へたくそ。
もともと猫の人。
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