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ブルセラ症感染犬を救うべきなのか その(2)

.感染犬を助けるために必要な措置
以上のことを踏まえて、今回の場合、それでも感染犬を助けるには、どうしたらよいかを考えてみます。
助ける、とは命を助けるだけでなく、その後一生を幸せにまっとうさせ、なおかつ、他の健康な犬たちおよび人間に感染が拡大することを完全に防ぐことが、必要になります。

(1)感染犬たちは、健康な犬たちから完全に隔離された施設にに保護されなければならない。完全に隔離された施設とは、少なくとも専門家の視点で、施設内からの菌の持ち出しが起こらない施設。

(2)感染犬たちは、保護施設内で、完全な治癒が確認されるまで(ほぼ半永久的になるかもしれない)、抗生物質の投与などの治療を受け続ける必要がある。再感染が、外部の菌からでなく、再燃という形で体内に残った菌からの感染ということなので、その危険性がある場合は、外に出せない。

(3)感染拡大を防ぐためには、一度感染した犬たちを一般の里親が育てることは、不可能だと思ったほうがいい。飼育可能な飼い主がいるとしたら、獣医師または動物看護師などの専門知識を持った人、またはそれに準じる人。

最低、この3点が守り抜かれなければなりません。
では、この3点が可能かどうか。

?完全に隔離できる施設は、本来的には人間の隔離病棟並みの施設でなければ意味がありません。誰が、どこに、どうやって、どんなお金を使って、それを建設するのか。その維持管理は、誰が行うのか。

?ブルセラ菌の排出は抗生物質によっていったんは止まるでしょう。しかし、再燃するかどうかは誰にもわかりません。菌の排出は尿からもおこっています。人間の感染は防げるとしても、犬同士の感染を防ぐには、排泄物の管理は「医療廃棄物」的な取り扱いが必要です。さらに、犬たちを一生管理飼育するには、ブルセラ症のみならず、ほかの病気の管理だって必要です。がんにかかる子がいるかもしれない。心臓病の子がいるかもしれない。その治療は、誰が行うのでしょうか。

?一般の飼い犬で、ブルセラ症の既往を持っている犬はいます。もちろん、飼い主さん個人の責任で、獣医師の指導の下、治療を行い、感染拡大を防ぐ対処をなさっているはずです。けれども、今回の犬たちが一般の人のもとで飼われることになり、万が一感染症を拡大させてしまったとしたら、この責任は誰が負うべきでしょうか? 大阪府が犬たちの所有権を持っていれば、少なくとも個人に責任を負わせる必要はありません。行政としての責任を取ってもらうことが可能です。


自分の犬を守れるか
113頭の命は、かけがえのないものではあります。
しかし、今現在も、感染拡大の可能性はあります。

「ブルセラ症は治療によって完治する」と主張されている獣医師さんがおられることは事実ですが、「完全に治る」という科学的根拠が、まだ示されていないと思います。(これに関して、完治するという科学的根拠を示している文書などがありましたらお知らせください。英文・和文どちらでも結構です。ただし、個人の獣医師の治療記録などは、科学的根拠としては弱いので、少なくとも学会レベルで根拠が示されているものをお教えいただけると幸いです。あったらうれしいのです。私はこの文章をすべて撤回して訂正できます。)

感染拡大した場合、自分の犬をどう守ってあげればよいのか。
その答えは、現時点で出せません。
私自身、その答えが出せない現状で、安易に「では感染した子たちを助けましょう」とはいえません。私の犬を守れないということは、ほかのどの犬も守れません。


「危険な前例」になりうるのか

「またたび獣医師団」のブログに、もし、今回行政によって、感染犬を殺処分することを許せば、「ブルセラ感染犬=行政による処分ができる」という危険な前例となるという危惧が書かれています。

これに関しては、私は、前例となる、という考え方と、心配する必要はない、という考え方、どちらもできると思います。

前例となるのは、このような集団感染の場合は、今後とも考えられるでしょう。
ただし、個人飼育の犬が、現在も治療を受けていることを考えれば、ブルセラ症=殺処分という図式は、すでに成り立たないのでは?と思います。

さらに、現在、各県などの愛護センター(処分の可能なセンター)では、子犬などの譲渡を行う際に、感染症にかかっている子を「検疫」し、健康な子のみを譲渡しているというところが多いはずです。感染症の子を殺処分している「前例」など、すでにどこにでもあるのではないでしょうか。

行政に訴えていかなければならないこと

ここまで、私の書いてきたことは、前提として「感染した犬は大阪府の決定どおり殺処分されてもしかたがない」です。

どうしてもこの子たちが、助からない、として…。

この子たちを、「無駄死に」させないために、犬たちを本当の意味で、助けるために、やらなければならないことがあるのではないでしょうか。悲しむこと、なんで殺すんだと叫ぶこと、それだけではありません。

今、私が考えることは、以下のようなことです。ほかにもっとあるかもしれません。ご意見いただきたいです。


【1】犬ブルセラ症について、治療や予防の方法を研究すること。

【2】犬ブルセラ症のみならず、ペット動物の感染症について、専門的な研究を奨励すること。

【3】現在、治療がむずかしい感染症にかかったペット動物を隔離・保護・治療(およびその研究)できる施設を建設すること。

【4】家畜伝染病予防法や、狂犬病予防法などの、実態に即した法律のみなおし

【5】感染症蔓延の温床となっている、「いいかげんなブリーディング」ができないような法整備。

【6】ペットの生体展示販売が、上記【5】のようなブリーディングを促進していると思われるので、まずは、生体販売の禁止。


おわりに

書き上げるのに、非常に時間がかかりました。
すべての意がつくせたとも思っていませんし、感情論を廃せよと自分で言っておきながら、やっぱり辛いです。実際に犬たちと接していて、その上でアンチテーゼを出された方の気持ちを考えると、そんなこと言ってられないですけれども。

犬たちを助けよう、という嘆願書についてお知らせくださったみなさん、本当に申し訳ない。私は、今の時点では協力できません。

だけど、私の書いたこのアンチテーゼが、見事にひっくり返されることを、祈ってやみません。

ぶろぐ版@活字中毒倶楽部 亮子
http://blogs.yahoo.co.jp/ryokoshizaki

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中村 麻衣(亮子@クウカイママ)

Author:中村 麻衣(亮子@クウカイママ)
【私】
ピーナッツ県在住
愛玩動物飼養管理士1級
J-HANBSインストラクター
4ワン1ニャンの母
地域の犬猫ボランティア
本業・医療を専攻するライター

もう我が家に犬猫は増やせませんともさ!!

【レイ】
MIX猫去勢♂ 
1998年生まれ
民間保護施設より譲受
白黒の変顔じいちゃん
2015年2月11日卒去

【めめ】
MIX猫避妊♀
推定2004年生まれ
近所の公園で保護
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2014年3月29日卒去

【クウカイ】
MIX犬去勢♂
2005年生まれ
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9歳でクリッカードッグとしてデビュー
たまにAAEのわんこ先生を務める。

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推定2006年生まれ
近所の公園で保護
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【キララ】
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わんこ先生として活動していたが引退。

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オスなのに乳腺腫瘍発症。
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【サチコさん】
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(2015年6月18日現在)
ゆえあって元主が飼育を放棄したため
我が家へ。亮子は介護者認定。
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いろいろと忍耐づよき配偶者。
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